Death
死を想えと何度でもいう。
俺は名もなき屍の中を歩き
内在世界に生きただけ。
あの子供の陰にすぎないよ。
愛することや
好きであることの
感情のデータだけの存在。
対話するのは俺の役割。
消えた僕との波長はあわず
牢獄に等しい
心の檻に。
いつも見ている何気ない映像。
何もない心の波に
あこがれもなく。
主人公となるわけでない
そんな日常に
空の玉座があらわれる。
座るのは俺であり
本来なら知る事のない俺。
こだわって呟きもしたが
今は俺がこの世界の中心。
記憶だけしかない事象を
戸惑いつつも
行動することの喜びを浮かべる。
伝えたい言葉は
今は控えよう。
まずは楽しく話すための
言葉のやりとりを求めて
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