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大好きだった社長が退任した。

2020年3月末をもって、株式会社Loco Partnersの代表取締役社長の篠塚(篠さん)が退任した。ここで3年半働く私は早い段階から察していたものの、多分、正直に、みんなよりショックを受けているはず。同社に入社した理由は「篠さんが好きだから」が大きく占めているからだ(笑)

このNoteは、篠さんへのお礼を伝えるものでもあり、篠さんの何がそこまで私をトリコにしているかを考えるものです。暖かく見守ってください。

篠さんとの出会い

最初の出会いは、大学2年の夏インターン面接で内定をもらった時。偶然通りかかった社長を紹介してもらったとき、「こんな若い社長がいるのか・・・!」と思ったのが第1印象。私には10歳離れた兄がいるが、兄とさほど歳の離れていない社長にびっくりした。

当時従業員は40人くらいで、今よりカオスで動物園みたいな環境だったが、社長が会社の仕事にみっちり関わっていた。ドアのストッパーを買うのにも社長の許可が必要で、学生ながら篠さんとコミュニケーションを取ることも多かった。ますます社長のイメージが変わっていった。

インターンをはじめて1年、もっと挑戦したいです、と上司に直談判したところ、翌日に社長直下で働くことになった。最高すぎるチャレンジ環境で、人事もPJT推進もマネジメントも全部社長から学ぶ機会を得た。

ただ社長直下は、まさに暗闇の中で永遠とボディーブローを食うようなキツさ。今だから楽しかったと思えるが、当時の日報を見る限り、かなりの頻度で泣いていた(笑)それも自分のスキル不足で泣くのではなく、篠さんの無茶振りに「こんにゃろうーーー」と泣きながら手を動かしていたのが正しい。(笑)

新卒で入社するとき、篠さん直下を卒業することが寂しくて「仕事手伝えることがあったら言ってください」と言ったところ、「営業で成績一位になったら考える」と言われ、意地になって営業で成績一位をとりにいった。(この後ちゃんと仕事くれた)

コンテンツマネジメント時代では、Reluxの会員ステータスのはじめのランクをグリーンにするかブルーにするかで2週間戦ったこともあった。

たくさん飲みにいってもらったし、篠塚めぇぇぇぇとなることもあったけど、大好きなことに変わりなく、篠さんの下で無我夢中に走ることができた。めちゃくちゃ成長したはずだ。

篠塚さんってこんな人間

①ちゃんと同じ「人間」
②成長の天井がない
③鞭鞭鞭、飴の感謝
④我慢させる状態を作らない
⑤思想と格闘のサイクルが永遠にまわってる

篠さんの近くで働いてきて、篠さんの何が好きだったんだろうと考える。ここはそのうち編集で増えていきそう・・・笑

①ちゃんと同じ「人間」

社長って雲の上の人感があると思ってたが、篠さんはおなじ「人間」だ。(なんか怒られそう)

様々なPJTを一緒に回したことがあったが、全てが成功ではなかった。Fail harderという精神が会社に根付いており、失敗を称賛する文化だったから、なんども一緒に失敗した。社長も間違えることはあるし、そこに素直に向き合う姿勢も好きだった。

②成長の天井がない

篠さんが社長という肩書きに満足している姿は見たことがない。つねに学び続けて、ものすごい勢いで成長していく社長は、追いかけても追いつけない感じが好き。追いかけがいしかない。
社長でめっちゃ忙しいはずなのに、朝英語の勉強してるし、東大いき始めるし。
ビズリーチの仲良しの人事が「社長の天井が会社の天井」と言ったことが印象的で、社長が伸び続ける会社は絶対伸びる。まさしく、と思った。

③鞭鞭鞭、飴の感謝

とにかくつめられるし、ふわっとしたPJT進行をぽんっと任せてあとは暗闇のボディーブロー状態。鞭・鞭・鞭。死にそうになりながらもPJTを完遂させると、しっかりと褒めてくれるし「〜がさすがだね、ありがとう!」と言って、またもや難しい仕事を渡してくる。その飴と鞭のバランスが絶妙で、すっかり心を握られてしまった。
「仕事の報酬は仕事だな」と思えたのは、篠さんのおかげでした。

④我慢させる状態を作らない

なんでこのサービスやってるんだろう?昨日言われたこの言葉が未だに納得できない。

こんな状態になったとき、正直に相談できる人だった。絶対いっても怒らないし、納得するまで一人一人に向き合ってくれる社長だった。
社長に相談するなんて申し訳ない、という声もたまに聞いたが、そこはチルドレンの特権で相談しまくってた。相談しやすい雰囲気を作ってくれる人だった。

⑤思想と格闘のサイクルが永遠にまわってる

思想:現実に流されないための錨。そのために覚悟を身につける必要がある
格闘:現実で己の思想を試し、己の覚悟を深める。格闘を通じて思想はさらに深められる
(引用:なぜ、働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』)

起業家という立場からか、これをものすごいサイクルで回し、自分の思想を深めている人だと思う。

篠さんいなくても頑張ること

1.自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
2.自分が一番ワクワクする。そのワクワクを周りにも伝搬させる

入社理由の篠さんがいなくなることに大打撃はくらっていますが、そのおかげで、改めて自分やキャリアについて考える機会が増えました。

1.自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
今まで会社に与えられる機会を楽しむことしかしてなかった。これからは、周りに頼らず、自分で成長機会を創り出しにいきます。自分で変化する人間になる。覚悟を持って行うので、思想と格闘もできるはず。すべてはここに詰まってるなというのがようやくわかってきた気がします。

挑戦してみて失敗したら、慰め飲み会してください。(笑)

2.自分が一番ワクワクする。そのワクワクを周りにも伝搬させる
篠さんがワクワクしながら仕事をするのは、近くで体感していました。そのワクワクを私ももらって仕事をものすごい楽しめた。今度は私が、ワクワクの源になります。

最後に

明日から新卒が20人入社してくる会社。新社長もまた篠さんとは全くキャラが違う尊敬できる人です。私は篠さんから教わった全てのことをなるべく体現して、後輩に伝えてく。篠塚DNAはしっかり次の世代に伝えていきたいと思います。

篠塚さんのもとで働けたこと、本当に幸せでした。ありがとうございました。ここまで育てていただいた恩は忘れませんし、これからも篠チルとして恥ずかしくないようにバリューを発揮していきます。
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