私と絵のお仕事の話


私は元々、イラストレーターとか漫画家になろうと思ったことはなかった


そう言うのは本人がいくら目指そうと無理で
選ぶのは天の意志だと思っていたから


なのでプロになったのは同人誌イベントに出てたらスカウトされたからだし
依頼された絵や漫画をただ描いていた

ちなみにアシスタント経験は一度もない
投稿も持ち込み経験もない

営業もしたことがない
なんせ病気が発症するまで25年間ずっとスケジュールが埋まっていたので

カラーイラストは格ゲーのキャラデザパッケージイラストの時に初めてカラーインクで描いたものだった
(仕事でぶっつけ本番で描くなよ)

オリジナル漫画もデビュー前に一回も描いたことがない

Newtypeで連載した作品が初作品で初連載だった




なのでこの先絵の仕事が無くても問題はない
選ぶのは私ではない
天の意志だと思っているので



この歳なので、普通にバイトとか再就職とかはできない
そもそも募集がない
取ってくれない

まだ30代くらいの人ならどこか取ってくれる会社はあるだろう
絵も休日に描いたりできるかもだし



でも私は絵にしがみつこうとは思わない
しんどくなるから


多分私がしんどかったから
天は手放してくれたんだろうと思う



使命が残されてたらまた絵のお仕事の道が開けるかもしれないが
私はもう別にそれが無くてもいいと思っている


最後の掲載された漫画の〆切の日
本当に
体力と気力の限り命の限界まで尽くしたから
もう何も未練はないんだ

どうやってもあれ以上
体は動かせなかったもんね


神様仏様天の意志様
(名前をなんと言ったらいいかわかりませんが)
本当に貴重な体験をさせていただき
ありがとうございました



2024/07/18
七瀬葵

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