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褒められる人、褒められない人

時を経て分かった気がしました。

私には正直『あまり関わりたくないな…』と、思う人がいました。

どうしてなのかな…と涙したことなんて数えきれなくて。

その人は、

直接、相手から、言葉で褒められる人。
なのです。

一体、何度褒められている場面を見て拍手しながら苦しい気持ちになったことか分かりません。
何度、仕事の成績で一位を取った姿を見たことか。
本人の努力なのは分かっています。
ただ、悲しかったのは、

優秀な成績を残したと評価され、
お祝いのケーキをネットで私に頼むように言われたことがありました。

「なんで私なのですか?本人が好きな物を直接お店で買った方が良いと思うのですが」

と言うと、
「今は色々なデザインをサイトで選べるし
冷凍で届くから。たまには良いだろ?努力している人にそれくらいしてあげても」
と返事をされ、その後、

「悔しいだろ?お前にもやる気を出してほしいんだよね」
そう言われました。


私、やる気あるんだけどな…。

分かりやすく仕事の成績が出る人とは、
褒められやすくて羨ましかったのですが、
やる気まで差をつけられてしまうのだと思うと本当に苦しかったのです。

その人は年上のムードメーカーで、誰かに嫌味を言われても受け流すことのできる人。
左右されず、自分の意見を持ち客観視できる。

結構前の話です。
けれど、ずっと私の頭の中の下地にあって。

日々生活している中で度々思い出します。
『あの人だったら一体どういう判断をするのだろうか』
そんなふうに思ってしまうのです。
考えてもしょうがないことなのに、何故か出てくる…。

長年考えていて、たどり着いた答えは、
『嫉妬』ではないかと思いました。

そもそも、やっている仕事も違かったですし。
私は正解のない仕事が好きなのです。
人の受け取りようで善し悪しが決まる仕事が。

自分で満足できれば、やる気に繋がり、
ご縁に恵まれ、感謝と笑顔が増える。

それだけで良かったはずなのに。

きっと、目で見えて耳で聞こえる形で結果を残し褒められている人に対して、どこか羨ましかったのです。

自分も笑顔の人に囲まれながら拍手され、
「凄い!」って一度でも褒められみたかった。

そんな自分が変わったきっかけは小説を書いたことだと思います。
受け取り方は人それぞれで、
読んでくれた方からの嬉しいコメントで、
今、私は生きていると心から思えます。

これからも正解のない仕事をしていきたいです。
電子書籍のダウンロード数が増えていて。
とても嬉しかったです。

あと少しで発売して1年になります。
最近は少しソワソワしていて、
どこか落ち着かないのですが、

自分の世界観を持って書いた文章に、自信を持てているし、変わらず笑顔で過ごしたいと思っております。
原稿を書きたい。
その一心で『素敵な体調の崩し方』を沢山の人へ届ける努力をしたいと思っております。

そして連載していた『涙の種類』ですが、
事情があり少し前から一時的にストップしています🪽🫧

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