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君に会うために、文章を書く

お元気ですか?
ごめんね。
大切な『君』にだけは、どうしても言えていなくて。
もし知ってしまったら、
『君』はきっと、これからの人生の方が辛いと思うから。
答えを出すのは私じゃないってことも、
分かっているよ。
でもね?言ってしまったら元の関係には戻れないかもしれない。
それだけは避けたいんだ。
『君』との出会いから今までを思い出すと…。

苦しい…。
「苦しい」なんて言う資格ないけれど、でも。
ごめんね。

『君』は私が躓いた時に、いつも側にいてくれた。
今もそう。
『君』だけはずっと変わらなくて。
だから『君』を大切にしたくて、きっとこの先も……

言えません…。

『君』が抱えきれなくなるのが分かるから。
いつも幸せと笑顔を教えてくれていた。
奪うわけにはいかないんだ。
ずっと言わないなんて事ではないから。

今はどうしても伝えられなくて。
けれど、遠回しにするつもりも無いんだ。
言わないでいること。
それが私にできる唯一の優しさなのだと、
勝手だけど思わせてください。

これからの未来、青空の下にいる時間が多いことを祈って。
綺麗な音を聞いてほしくて。
考えて出した答えです。

『君』がそんなに強くないこと、
知っいてるから。
『君』も私が全然強くないこと、
知ってくれているから。

『君』の幸せを邪魔したくない。
驚くだろうな。
『君』にも言っていたね。
『本を出してみたい』って。
その目標に向かって、私は自分を信じて進み続けた。

『君』はいつまでも私の目標だから。
可愛いくて。
髪型はロングもショートも似合って。
少し垂れ目で。
何よりも、私が間違えた道を歩こうとした時、絶対に軸に戻してくれる。
いつも私の心を守ってくれた。
側にいてくれた。
味方でいてくれた。

今もずっと。

『君』に言えるように、必ずたどり着くように。
頑張るから。
もう少し待っててね。
いつも求めてくれて、ありがとう。

私はとにかく書き続ける。
『君』に気付いてもらえるくらいに、
とにかく文章を書き続けるから。
安心してね。
『君』の全てを忘れていないよ。
言ってくれたこと、
私に直ぐに会いに来てくれたこと。
その時、欲しがっていた付録がついた雑誌を買って来てくれたこと。

優しい『君』と、時にきちんと怒ってくれる『君』。
とにかく全部。全部を忘れていません。

名前を呼んでくれれば、私は振り向きます。
呼んでもらえるように。
読んでもらえるように。
文章を頑張るから。

繋がることを終わらせようとしないでくれて、ありがとう。
感謝の涙を、ありがとう。

待っててね。

早く会いたい。

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