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"自分を大切に"とは言うけれど

自分のことを大切にしてあげるのは得意です。
あんまり我慢しないし、食べたいものは食べるし、自分へのご褒美と言って毎日美味しいチョコレートを買っているし、時には贅沢もする。

休日はダラダラするし、早起きしないし、一日中ただ本を読んでるだけのこともある。怠けるのは得意です。

自己中心的だし、やりたいことをやるし、他人の目を気にして何かを決めることもあまりない。


無理せずなるべく甘やかしてあげるスタンスで、自分を大切にしてあげているなあと思っていました。


ある日、今夜は友人をお家に招いているからと、慌てて念入りに掃除を始めました。

友だちが来るから家の掃除をする。

あれ?

と言うことは、自分が住んでいるだけなら汚い家でもいいと思っているということではありませんか。


自分を汚い環境に住まわせていて平気だったんだ。これでは全然自分のこと大切に扱っていることになりませんし、なにより騙し騙し見ないふりをしていることが積もり積もって身動きが取れなくなっていました。


掃除面倒くさいし明日でいっかあ〜と許すのが自分を大切にすることだと思っていたけれど、面倒くさがることと甘やかすことを間違えていたようです。


資源ゴミ出さないとなとか、ここ拭き掃除しないとなとか、ここに物を置いてるの邪魔だなとか、気になっているのにまあ明日でいっかすぐにやらなくとも別に困る訳じゃないし、と見て見ぬふりをする度に自分を粗末に扱ってしまっていました。


例えば心地良く過ごせるように清潔で住み良い環境をつくること。そのための心の余裕と時間の余裕を持つこと。身の回りの環境に注意を払えるくらい健康な精神を保つこと。

そういう日常生活の隅っこの部分の積み重ねが、自分の頭と心の声が聴こえるようになるための土台なのだと思います。



友人やパートナーや家族のために何かをするように、時には自分のことを大切な他人のように扱ってあげることも、自分を大切にしてあげることのひとつかもしれません。

今日は誰も招いていないけれど、自分のために掃除機をかけて拭き掃除もして、ゴミを出して来よう。


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