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【菜園雑草管理🌱失敗と成功エピソード】オーキシンで脇芽が増えてクローバだらけの地面。植物の頭を撫でると背が止まる。耕し方によって微生物が変わる。エダマメは東西畝。

初期、農園の水はけが悪くてぬかるみました。
防草シートは予算がかかりますし、雑草を利用する循環農園として、ここはカバープランツ(地被植物)採用が正解だろうと。
そのため、クローバをカバープランツとして採用しました。(今となっては安易な判断だったと反省も。)
もう一度、リセットできるなら、ひとつの植物を広げないようにやりますね。

クローバだらけで、スギナも出ない。出ても勢いはない。


クローバの頭頂芽カットを続け、オーキシンの影響で脇芽を増やし、めいっぱい広げました。(オーキシンはめちゃくちゃ面白くて、光の当たり方と野菜や植物たちの生育をいろいろ観察しています。)

水はけは明らかによくなったのですが、ひとつ問題が。

一部利用者さんの区画に侵略していくのです。🍀🥕🍀🥕🍀
今は管理方法と侵略していく理由について木嶋先生に習い、どうにか制御できましたが、窒素分が少ない区画ほどいきおいよく広がっていくのは驚きでした。その広がり方も独特な気がしました。
窒素不足ゾーンに「むきになって」広がっていくクローバの葉の色、感じがあるような。(根拠はありません。わたしの勘違いの可能性もあります。)
野性味がある雰囲気というか。
買った種で栽培しているクローバ(ホワイトクローバ)なので、「買った植物」という雰囲気があるのですが、窒素不足ゾーンに広がっていくクローバは野性味(野良感)が強いような気がするのです。もしや、先祖返り(雑草時代)するん。

※科学的な根拠はありません。

油かすと生ゴミたい肥でめいっぱい元気な状態のホワイトクローバ。栄養過多でおとりになってもらう予定だったのに。。。しぶとい。。。。

クローバの根から出るLドーパという成分が、ほかの植物にとっての他感作用で、三年後くらいに、野菜などの生育に問題が起こってくるとまずいので、空き区画に侵略していくクローバも防除しました。

クローバはうどんこ病になりやすく、菌寄生菌のすみかになり、ウリ科のうどんこ対策になるので、こまかくこまかく面倒をみられる(管理できる)とか、養分の調整ができるなら、めちゃくちゃ有益有用ではあるのですが、うっかりしたら大変なので、今は防除のほうを選んでしまいます。



クローバは世間ではよい一辺倒な感じがある植物ですが、難しいものです。
特に耕作放棄地再生の場(=雑草刈り倒しで窒素飢餓が起こっているから)では難しい印象です。

自然農法創設者の福岡正信もクローバと野菜の共生栽培で有名ですが、福岡正信の畑はまず広大。さまざまな植物。多様。極相(クライマックス)ができた状態(最上級なのでは)のなかでのクローバ共生だから問題が出ていない(もしくは出ていないように見える)なのでしょうか。

クローバも単一でのさばっているときと、複数の植物のなかにあるときでは、効いてくる成分が違うとか、他感作用を発揮する、しないとか、何か理屈があるものなのかなぁ。

👆マツヨイグサ、イネ科、アブラナ科、スギナなどなどに勢いがある地面には、意外と広がらないクローバ。

👇クローバに独占された状態のここと👆は地続きなのですが。途中でぱたっと草勢がなくなっているのです。


※つづきは後日追記。

👇「極相(クライマックス)」
わたしは木嶋利男先生のダイナミックな教えがほんとうに大好きで。今後、いろんな種類の極相を、できるだけ多くみるのが、わたしの夢であり、目標なのです。