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【循環型農園🥕たい肥いろいろ】椿の葉などはたい肥に使わないほうがよいという説がありますが、江戸野菜やキク科とすこぶる相性がよいという。

農学博士の木嶋利男先生は、野菜は基本的に落ち葉(落ち葉の堆肥化)と残渣だけで育つと言っています。木嶋先生のおうちの大きな庭では、落ち葉と残渣で栽培をされています。(木嶋先生は落ち葉を拾い集めることを、「さらってくる」と言います。)
わたしもその教えに共鳴していて、わたし自身の栽培ポリシーというか、そのような部分では、落ち葉たい肥と残渣でやっていけるのがベストかなと思っています。じぶん自身の栽培ではそのようにしています。

落ち葉たい肥づくりの際、椿の葉は分解が遅いので、腐葉土やたい肥に向かないから入れないほうがいい葉の種類として紹介されていることがあります。
ですが、木嶋先生は、昔の篤農家は椿の葉に松葉をほんのちょっと混ぜると分解が速くなり、江戸野菜の栽培と抜群に相性がよいと教えておられます。

木嶋利男先生が畑に落ち葉を入れていく見本を。自然農法実地。

マイファーム松戸千駄堀農園では、江戸野菜を好んで栽培する方も一部いらっしゃるので、そのために、椿の葉と松葉でたい肥を作っていこうと計画しています。
ほかにも、このたい肥はキク科野菜と「なぜか相性がいい」と木嶋先生。

これらの葉を好む微生物の増え方なのでしょうね。
面白いです。
これからもさまざまな野菜×たい肥の相性を紹介していきます。

マイファーム松戸千駄堀農園 家庭菜園士 七尾有美