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#20 バルサの試合を観に行った話(スペインワーホリ現地編)

「バルサの試合観に行きませんか?」

そんな言葉を生涯でかけられると思っていなかった。いや、正確にはテキストだったので、送られることになるとは夢にも思わなかった。

行くまでの話

それはインスタグラムを通じて出会った女性からの言葉。
元々私のアカウントをフォローしていた方の知り合いで、バルセロナでスペイン人男性とご結婚されている。
バルセロナ県の別の街に暮らすとのことで、せっかくなので彼女に会いに行った。

ドキドキしながら駅で待っていたら、向こうから女性が手を振っている。
なんとも安心感のある雰囲気で、会うまでの緊張が、どこかに消えていた。
カフェでコーヒーにパンを頼んで話し込んだ。
スペインに来た理由、仕事、旦那さんとの出会い、サッカー、現地警察とかの話をしていたらあっという間に4時間が過ぎていた。
彼女も夕飯の準備があるので、ここらで別れることにした。

SNSによる出会いからは、「次また会いましょう!」となかなかなりにくいイメージを私は持っていた。
電車の駅まで見送ってもらう彼女が「また会いましょうね!」と言ってくれたけど、お世辞かもな〜もう会えないかもな〜と実は心の中で思っていた。

が、彼女は違った!!

彼女と別れて、帰宅した私はお礼の連絡をした。
それで彼女からあのメッセージが届いたのだ!!!

iPhoneのロック画面に映る、
「バルサの試合観に行きませんか?」の文字。

バルサって、今私が住んでいる都市の、
世界最強で、シャビが監督してて、
浮気してシャキーラと事実婚解消したピケや、レバンドフスキが移籍して
あとスアレスやコウチーニョがリバプールを経て渡ったあの「バルサ」?!

私は驚いた。
見ず知らずの、たった数時間話しただけの女に、
そんな優しい、奇跡のような言葉をかけてくれる人がいたんだ。

すぐに返事した。
「はい!!!!!」
と、大きな声で。(テキストなので、彼女には聞こえてない)

試合は1週間後の日曜日。
親善試合だそうで、席は20€。
すぐに携帯のスケジュールに「バルサ」と書き込んだ。

さらに試合観る前にバルセロナ市内を見渡せる有名な場所にも行って、
タパスでランチしようと提案してくれた。
楽しみすぎる。
楽しみすぎるではないか!!!!

指折り日曜日を数えた。

試合当日のこと

昼前にビーチ近くで待ち合わせ。
彼女の旦那さんが運転する車で市内を一望するところへ!
Tibidabo という場所で、
高さのある教会と古い遊園地が共存していた。

お昼はタパス。
旦那さん、ジョッキでビール2杯、ウイスキーロック1杯。
さすが飲まれる〜〜〜!
私は白ワイン1杯だけでほろ酔い〜〜〜笑

お腹を満たしたところで、いざスタジアムの方へ!
Badal という駅まで地下鉄で移動。
地下鉄はまだマスク必要なのに忘れて、1枚いただきました。。
(おんぶに抱っこ過ぎて泣けた)

スタジアム周辺はバルサファンでうじゃうじゃ。
対戦相手はメキシコのPUMASだったが、そのユニフォームを着ている人はほとんど見えなかった。
メキシコだから距離的な問題もあれど、バルサファンが多すぎるんだと思う。

試合前にグッズショップをのぞいて、いざスタジアム内へ!
3階席だったので階段結構上がってきつかったけど、かなりいい運動になった!

シート近くのゲートからスタジアムに入った。

圧巻だった。
ピッチを覗き込むような構造のスタジアム。
対戦相手に威圧さを与えそう。
まあ、ある意味バルサ的にも、ファンからずっと見られている感覚で
いいプレッシャーになっているのかな。

この日はレバンドフスキがホーム初試合だったのだそう。
20時キックオフ前にあった選手入場では拍手喝采だった。
人気選手には大きな拍手、嫌われてる選手にはブーイング。
日本より対応がくっきりしているなと感じた。


試合中の話

キックオフの笛がなって数分、レバンドフスキが角度のないところからのシュートを決めた。
まさか入ると思わなかったので、目を疑った笑

もう、海外と日本って違うな!なんて当たり前の感想しか出ない笑

サポーターはめっちゃ歌うし、声のボリュームが全然違う!
腹から声出してる!!!!!

私はなんだか途中から放心状態で、
テレビ見てる感覚でぼーっとしちゃいました・・!笑



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