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#6 戦わざるもの食うべからず(スペインワーホリ準備編)

前回は、スペインでいいのだろうかと、
優柔不断のプロがいかに人生の岐路の選択をするのかお見せしたところ。

思い返せば、私はこれまでのヨーロッパ旅や留学で
とんでもなく行き当たりばったりな生き方をする若者とたくさん出会ってきた。
デンマークでは大学がつまらないと退学して次に学ぶものを見つける27歳女性に出会ったし、イギリスでは30代アルゼンチン人が仕事を追い求めてイギリスに思い切って渡航した翌年イギリスの永住権をゲットするラッキーパンチがあったとか。

絶対成功する、収入の安定がある、そんな確約なしに旅をして、どうにかするための知恵や人とのつながりを作っていく。

私はそれに憧れたし、そうなりたいと強く願った。
人生何があるかわからないからごもっとも。
だから何かしら努力した。でも長続きしなかった。
努力しながら、「私とその若者たちとは生きる世界が違う。多分やっても仕方ない」と思い込んでいた。失敗する前に諦めていたから長続きしてない。

私は昔から、やりたいことに挑戦してこなかった期間が長かった。
実は小学校低学年の時はテレビに出ること、芸能界に憧れていた。テアトルに履歴書を送ろうとして、家族に内緒でカメラで超キメ顔自撮りをして印刷までした。でもその写真がテアトルに送られることはなかった。
ただの黒歴史の証拠でしかない。

そんな、お七女史の夢は封印されたはずなのに、20年後に実現する事になる。

「叶うんだな」
気づけば成功体験となったこの出来事。
叶えるために失敗こそしていないが、その代償として遠回りをした。ずいぶん時間がかかってしまった。
もし失敗を恐れずにテレビ出演に向けて努力していたら、もっと早く叶っていたのかもしれない。

私の次の目標、夢は何か考えてみた。
パリコレの取材に行ってみたいし、
サッカーのジェラードに会って取材したい。
「でも、厳しいか」という言葉がしゃしゃり出てきたのに気づく。
あ、この言葉がきっと常に私を遠回りさせてきたんだ。

厳しい戦いでも、戦わざるもの食うべからず。
とりあえず挑戦することだ。

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