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マネージャーになって自分の考え方が変わったと思うこと

こんにちは、みーやです🐈
株式会社ウエディングパーク(以下:WP)でエンジニアマネージャーをしています。
今日はマネージャーになって9ヶ月目の私が思う、最近自分の考え方が変わったことについて書いていこうと思います。
会社によってマネージャーという仕事の領域は様々だと思いますが、WPのマネージャーになってみてのリアルな気持ちをお伝えできたら嬉しいです。

なぜマネージャーになろうと思ったのか?

もともと自分のキャリアビジョンの中にマネージャーになるという目標は入っていませんでした。エンジニアとしてスキルを磨き、会社のビジョン達成に向けてスキルを武器に貢献したいという想いが強かったので、プレイヤーでいることにこだわりを持っていました。(スペシャリストとして価値を磨いていきたいと思っていた)
そんな想いがありつつも、組織を創ることにも興味があり、後輩エンジニアの育成やエンジニア組織の未来を考えるチームにも所属し、エンジニアとして開発をすること以外に組織を創る役割にも取り組んでいたという背景があります。
そんな中、当時のエンジニアマネージャーから「マネージャーとして一緒に組織を創っていってほしい。」という打診をいただき、マネージャーになるかどうかを考える機会をもらいました。
自分のキャリアに大きく影響する話なので、即決でやります!とは言えなかったのを覚えています。マネージャーになり、役割が変わることで、今と比べて開発に割ける時間が減ってしまうという不安が特に大きく、スペシャリストとしてスキルを磨くことにこだわっていた分、悩みました。
ただ、一方でマネージャーになると開発に割く時間が減り、スキルが育たないというイメージを自分自身が持っていることを認識しました。
これは私だけでなく、もしかしたら他のエンジニアも思っていることで、そのイメージがマネージャーという役割への憧れを奪っているのかもしれないと想像しました。
そこから逆に、私がマネージャーになって開発することも諦めない姿勢を見せることでエンジニアマネージャーの新しい働き方を見せられるのではないか?そういう背中を見せるメンバーがこれからの組織のためにも必要なのではないか?と自分なりにやりがいを見出すことで、最終的にはマネージャーになることを決断しました。

自分の手でつくることがすべてではない

そんな経緯で、不安もありつつマネージャーに挑戦し、新しいエンジニアマネージャーの形を模索する日々が始まりました。
まだ1年も経過してない状態ではありますが、私がマネージャーになる前に1番不安視していた「開発時間」に触れたいと思います。
マネージャー9ヶ月目現在でのこの観点に関する感想としては、「思ってた通り開発ができない。」というのが正直なところです。
正確にはまったくできないのではなく、以前の3分の1程度の時間しか確保できないという感じです。
ただこれに関して以前のイメージと違うところは、開発する時間が減ることでエンジニアとしてのスキルが育たないということではないと思っています。
もちろん、「自分の手でつくる」という時間は物理的にかなり減りました。
それはマネージャーになって新たな仕事が加わっていること、そしてその仕事は開発業務と毛色が違うので私の時間の使い方としてそっちに割く時間を増やさないと上手く役割を果たせないからです。(これは自分の成長と共に変わっていきそうです)
その上でスキルの停滞を感じていない理由は、圧倒的に意思決定する機会が増えたところにあります。
以前までは自分の手でつくり出したものの価値を伝え、意思決定してもらう側でしたが、
今は自分でつくっていないものの価値を理解し、会社としての判断をする側にいます。
これは想像以上に自分でつくるよりも難しく思います。
つくっていない分、理解に割く時間が必要になるのと、逆に背景や意図を伝え、自分以外の誰かにつくることを任せる必要があります。
つくりながら考えるということができない分、コミュニケーション力や、事象や技術に対する理解力が求められます。
つまり、つくること以外の役割でエンジニアをする機会が増えました。これはキャリア的に考えると仕事の幅が広がったと捉えています。

エンジニアマネージャーとしての価値とは?

そしてもう1つ、マネージャーになって変わったのは、「目の前の仕事をやる。」というところから「会社として今は何を目の前の仕事とするのか?」を決める立場になったことです。
その上でチームに仕事を割り振り、会社全体としてどんな価値を生み出すのかを決める立場になりました。
今までは自分の仕事の関心範囲はチームや事業に留まっていたので、この変化は私にとっては大きいことでした。
見えているものの広さが変わるだけで、足元の仕事のその先が見えるようになりますし、その仕事も先を意識して実行するようになります。
必然的に技術を主語に語ることは減り、目的や事業としてのあるべきで考えるようになります。
その目的を果たした上で、技術挑戦をする。
この考え方の変化は大きく、マネージャーになる前は難しく考えていたことでした。
これらを踏まえて思うことは、マネージャーとして成果を出すということは
自分の手で生み出すよりも大きなことをチームで生み出すこと。
そのために、マネージャーは開発をするのではなく、開発業務の背景、目的や価値を語り、
生まれた成果物の価値を守る。というところだと思います。
自分ももっとつくる役割を果たしたいという気持ちはもちろんありますが、それは自分のエゴだなぁと思うようになったので、大事なことに気づけて良かったと思っています。

マネージャーになって、技術・スキルに向き合う姿勢が変わったと改めて思います。
いい変化だと自分では振り返っているのと、マネージャーという立場がこの変化を作ってくれたと思っています。
これからも自分の手でつくる時間は少しでも持てるようにしたいとは思っていますが、会社としての成果を出すことに目線を置きながら、最大限の努力をしたいと思っています。
でももっとつくりたい気持ちは捨てない!エンジニアとしての向上心も忘れずにいきます!

みーや🐈


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