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パン派のアドバンテージでかくない?

ご飯よりパンのが好きなんだけども、こういう、パンかご飯かという話をする時、パンのアドバンテージ、デカくないか。

目の前にパンが好きと言う人がいたとして、どんなパンが好きなんですか?と聞いてみる。タマゴサンドとかカレーパンとかですかねー。と返ってくる。ふんふん、なるほど。
同じように、ご飯が好きなんですという人にどんなのが好きなんですかと聞いてみる。卵かけご飯とかカレーライスですかねー。…ん?

伝わるだろうか。パン好きの人がいう「パン」は、そこに含まれる範囲が広いのだ。タマゴを挟もうがカレーを入れようが、後ろにサンドとかパンをつけるだけで、パンの一種だとみなせる。
これに対し、ご飯好きの人がいう「ご飯」の範囲は白米に限られている。綺麗に比較するなら、このご飯の範囲に、どんぶり、卵かけご飯が含まれてても良いはず。だが、ご飯好きという人に、どんなご飯が好きなんですか?と聞いたとき、卵かけご飯が好きなんです、と返ってきたら、それ卵が好きなんじゃね?と言ってしまいそうだ。パン好きの人がタマゴサンドを言うなら分かるのに。

ここで、ご飯側の出場選手を替えて考えてみた。もっとご飯の主役性が増すもの、チャーハンと炊き込みご飯だ。カレーや卵かけご飯よりは、米が主役って感じがする。だがしかし、これでもやはり、ご飯好きの人が、チャーハンが好きなんですと言ってきたら納得できないと思う。本当にご飯が好きなんですか?塩胡椒が好きなんじゃなくて?って言っちゃうかもしれない。

綺麗に比較したいのであれば、もう加工レベルを揃えるしかない。玄米-ライ麦パン、おにぎり-クロワッサン、みたいな。しかしそんな会話は日常生活では起こらない。このパン派-ご飯派のギャップを自覚した上で語るしかないのだ。俺はパン派のアドバンテージに罪悪感や申し訳なさを感じながら、今後もパン派を主張し続けるだろう。

俺は何を言っているんだ?

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