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イスラエルの義務教育・小学校で日本文化の課目があった!

今はどうかわからないけれど、少なくとも私がイスラエルに滞在していた頃には、道を歩いているとやたら日本語で話しかけられました。
「こんにちは!お元気ですか!」は常套句。
始めはびっくり、感心していましたが、5・6回目以降になると「ハァイ。元気です。あなたは?」と日本語で返していました。そのうち、その手の挨拶はヘブライ語でできるよう頑張りましたが。


そういえばあの90年代ごろは

あの頃は、中東から結構な数の人が東京に出稼ぎでか集まって来ていたのを思い出します。道端で手作りアクセを売っていたのは、かなりの確率でイスラエル人だったし。ここ、ユダヤ人と言わないところがミソ。要するに、世界中にいるユダヤ系の人ではなく、イスラエルという国で生まれ育った人というのがわたしの印象でした。(・・・公式見解とはちがうかもしれません、あしからず)

代々木公園が、毎週金曜日にイラン人を始めとするイスラム系の人たちでごった返して、日本人が近寄りがたく感じてるみたいなのがニュースになってたり。
モスレムの安息日は金曜日だからね。アルコールを禁じられてる教義の彼らが日本で唯一集まって情報交換をできるところが、安息日の公園だっただけ。
そう、まだネットもスマホもない時代だったんです。

ちなみにユダヤ系の安息日は土曜日。

おっと、もう既に話が脱線してしまった、まずい。話を元に戻します。


イスラエルでの日本文化教育

それこそ、国語(ヘブライ語、アラビア語、英語)、算数、理科、社会、体育、日本文化・・・みたいな感じで、週1のカリキュラムとして日本の文化を、小学校低学年から教わっている子供たちが「初めてのホンモノの日本人!」ってわたしを見つめるキラキラ目線が熱かったことなんの。

そこで大人の人になぜ義務教育で日本文化を学ぶの?と聞いて返ってきた返事がこれ。

「世界中のどの国を探しても、どんな歴史を紐解いても、敗戦後あれだけ焼け野原になって無一文になった国が、たった20年たらずで世界の国力ランク2位に登り詰めて、オリンピックを開催するレベルにまで復興したなんて国や民族は日本しか前例がないのよ。これだけでも、その秘訣を学ぶ価値はあり過ぎよ」

これを聞いて嬉しく感じない日本人はいないでしょう。

あの、戦中・戦後を生き残って、高度成長期まで持ち上げてくれた、わたしたちにとっての爺ちゃん・婆ちゃんの世代には感謝と尊敬の思いしかないですね。
もちろん、無理して頑張ってきて、落ち着いてきた頃になって露出してくる問題点を無視するわけではないけど、それを差し引いても凄い。


地元の小学校で一日先生体験

ほぼ問答無用に頼み倒されて、一日だけ小学校に一日先生体験に行ってきました。
何をどう準備したらいいのか分からず、それなら視覚・触覚に訴えかけられる、日本人なら誰でも知っている、ザ⭐️おりがみの実演・講習をすることにしました。
先生に正方形の紙を用意してもらって準備完了。

教室のドアを開けるなり、子供たちが大声で「こぉ〜んにちはぁ〜っ!」って迎えてくれました。
好意と好奇心のシャワーを🚿浴びて一瞬キョどってしまったわたしは、慌てて体勢を立て直すべく、引きつり笑顔で教室内の子供たちのキラキラ顔を見まわしたところで目についたものに一瞬くぎづけ。

教室の壁一面にデカデカと日本地図が貼ってあり、その真横に掛けてあったのが、真っ赤なチャイナドレス
”That’s not Japanese clothes!” って、即座に指差しダメ出しをしてしまったわたし。
もうちょっとやんわりとした言い方なかったもんかねぇ、と思っても後の祭り。
当時の英語力ではあれが精一杯だったんす、ごめんなさい。

ヘブライ語で「ごめんなさい」は「スリハ」ね。(この”ハ”の発音は、オヤジがタンを吐こうと喉をならして、ハァッってやる、あの音を使います。日本人にとって難易度高し)

で、折り紙レッスンはどうなったの?

はい。もう、簡潔に言って、無理ゲーでしたね。
わたしたち日本人が当たり前のように、保育園・幼稚園時代から倣い遊び親しんでいる折り紙の基本は、紙の線と角をキチンと合わせるというものだと思うのですが・・・。

その次元でもう、次のステップに進めず脱落する子が続出で、早々に授業の方向転換のニーズを感じました。
横でやってる先生も、それ、三角じゃなくて山脈になってるし!と突っ込みたいところを頑張って抑えました。

チューリップ、無理かい・・・。じゃぁ・・・って、パックマンも作れんかい!?な子供たちを尻目に、先生が用意しておいてくれた、でっかいお手本用正方形の画用紙で折り鶴をちゃっちゃと作って、神様になりました。

というか、そもそもの用意してくれた紙がまともな正方形でなかったから、誰も線も角も合わせられないんだよ〜😩

ps. 冒頭の写真は、オリーブ山に行った時に山腹でスケッチの授業をしてた近隣の小学生の様子です。(当時撮った紙写真を写メしたので画素が粗くてすみません)


ブログの一記事の文章が長すぎになってしまうのを防ぐための目安としている文字数1500文字をと〜っくに超えてしまったので、続きは後日に書きます。

ほぼ独り言の拙い文章を読んでくださってありがとうございます。

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