第7話〜自動でコーヒー補充! ネスレ「オート ボックス」は置くだけIoT〜
モーニングコーヒーで二度寝防止なるか
新年度も始まり、新しいことにチャレンジしている人も多いのではないでしょうか。わたしは、慢性的な運動不足の解消のため、ウォーキングをしたい! と考えつつも1人ではなかなか実行できずにいました。ですが最近、新しく職場に来た同僚が近くに住んでいることが分かり、朝の通勤時に待ち合わせをして一緒にウォーキングをしようということになったのです。そのためには、いつもより1時間早起きをする必要があるのですが、寝坊で同僚に迷惑をかけるわけにはいきません。
朝が苦手なわたしはこれまで、光目覚ましで朝の心地良い目覚めに挑戦したり、二度寝防止のため、ウォーターサーバーに貼り付けたボタンを押して実家の母親に「起きたよ」と連絡したりといったことを試し、その様子をご紹介してきました。
光目覚ましは、最初の数週間は大活躍したのですが、いつの日か目覚ましを止めると同時に床に落としてしまい、それからは使わなくなってしまいました…...。さらに、二度寝対策のボタンを押しての母親へのメールも、毎回同じ文面の機械的なメールだからか、いつしか効力がなくなってきました。
二度寝防止の手段として他に思いつく方法は、多くの人がやる方法ですが、モーニングコーヒーを飲むこと。運動前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼効果があると言われているようですし、モチベーションアップにはもってこいです!
我が家では、カプセルを補充して使うネスレのコーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェグスト」を使っているのですが、朝起きて、お気に入りのカプセルの在庫が切れてしまっていると、絶望的な気分になります。ペットのエサや猫砂、飲料水など生活必需品についてはしっかり管理する習慣があるものの、コーヒーなど嗜好品については、無くなってから気づくことも少なくありません。
そんな時、ちょうどネスレから「オートボックス」というIoT商品が提供されていたことを知り、申し込んでみて、コーヒーカプセル管理をIoT化することにしました。
コーヒー管理IoT「オートボックス」とは
オートボックスとは、ドルチェグストのカプセルを定期注文している人が申し込める、重量センサ付きのカプセルボックスです。重量センサがボックス内の商品の残量を計測し、補充が必要になるタイミングでメールが届き、追加注文をサポートしてくれます。
ネスレ側には、家庭やオフィスでのカプセルの在庫切れを極力減らし追加発注を促したいという狙いがあることはもちろん、今後世界中でオートボックスの利用が主流になれば、発注量を事前に予測することで商品の生産量を最適化することも狙っていると考えられます。
初心者にもカンタン! 機械っぽくないのがウリ
わたしが注文した時期は、人気だったのか生産が追いついていなかったのか、申し込みから到着まで1ヶ月以上かかりましたが、無事に到着しました!
届く前は、よくあるIoT製品と同じく、Wi-Fiに繋げてアプリで初期設定を行うようなものを想像していましたが、この製品は違いました。重量センサが搭載されている底の部分にSIM挿入口があり、ソフトバンクのSIMがはじめから挿してありました! 初期設定のようなものは一切不要で、乾電池を4本入れて組み立てるだけで完了です。
Wi-Fi接続やアプリでの初期設定が不要なところから、分かりにくさを徹底的に排除し、一般家庭に馴染むよう設計されていることが分かります。見た目もカプセルボックスそのもので、機器っぽくなく邪魔にもなりません。カプセルを定期購入していると箱がたまってしまい、専用の収納ボックスが欲しいと思っていたところだったので、ちょうど良かった。
オートボックスが自動で在庫管理するといっても、在庫が少なくなったら勝手に注文されたりすることはありません。普段ネスレ会員として利用しているメールアドレスに、在庫が少なくなったことを知らせるメールが届く仕組み。例えば長期旅行の前など、不要なタイミングで勝手に注文されたりすることはないので、安心して使い始められます。オートボックスの個体に事前に注文者情報が紐づけられているため、受信するメールアドレスを改めて設定する必要もありません。
在庫が少なくなると(残り10個程度)、このようなメールが届くため、仕事の空き時間にカプセルを発注することが出来ました。
今後はあらゆるものの在庫切れの心配がなくなる?
今回は、ネスレのオートボックスを利用し、コーヒーカプセルの在庫切れを予防する方法をご紹介しました。
家庭での利用であれば、なにもわざわざIoTで在庫管理しなくても……という感覚にもなりそうですが、IoT向けの専用の通信体系でランニングコストが安くなったり、生活必需品のメーカーがランニングコストを負担してくれれば(今回のオートボックスも通信料がかかりません)、家庭の何気ないモノでもIoTによる在庫管理が当たり前となることでしょう。
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