noteの毎日更新100日目を迎えました。
気が付いたら入っていました。3桁の世界に。
約3ヶ月と10日の100日間。欠かさず投稿を続けられたようです。
『どうしても記事投稿が難しい時(または時間の余裕がない時)はつぶやきで更新してもいい』という救済措置を設けて投稿のハードルを下げたので、厳密には100日目=100記事ではありませんが、当初から意識していた目標のひとつに辿り着きました。
カフェインの離脱症状が酷かったつい最近までは、
「もうすぐ100日か . . . でもだからなにって感じなんだけど . . . あんまり嬉しくないものなのかな . . . (とにかく今はこの重く響く頭痛をなんとかしたい)」
. . . と、それどころではなかったのですが、いざ到達してみると、「私もここまできたか」と、じんわりとした小さな自信のようなものを感じます。
100日間続けたからといって、何かが大きく変わったような実感はないけど、ここまでの軌跡を並べてみると、なかなか感慨深いものがあります。少なくとも続けることは守れているんだなぁと。
前にも似たような内容は書いたのですが、noteの毎日更新を続けてみて変わったこと、あるいは得た気付きなどについて、100日目の時点の内容として書いていきたいと思います。
1. 自分に合うものなら続けられると分かった
まずこちら。これも何度も書いているんですが、noteは私には合っていたようです。
Wordpressでブログをやっていた頃は、画像も全部自分で調達するし、投稿するまでにやることがたくさんあるし、3~6ヶ月は反応は皆無も同然だしで、ハードルがものすごく高かったんですね。
その点、noteは続けやすくなるように工夫されています。記事のトップに使う画像も、フォトギャラリーから拝借することができるので、探しに行く手間も省けて至れり尽くせり。文章にも集中できるので、シンプル志向な私に合っていた様子。場所選びって大事。
2. 少しだけ自信が持てるようになった
. . . 少しだけですが。
一応100日連続で更新できているわけなので、noteにもそれなりの時間をかけて向き合い続けてきた自負はあります。
といっても、noteにはこんな人たちがゴロゴロいます。
「ライターやってまーす」
「編集職〇〇年」
「出版業界」
「小説家」
「本出してます」
こういう人たちがもれなくいいとこどりをしていく様子とか、「なんかめちゃくちゃ紹介されてるな . . . この人の記事」という様子を目の当たりにする度に、私の文章はまだまだなのだなぁと痛感するわけです。noteに野生のプロが多すぎる問題。
とはいえ、経歴に関してはなんとでも言えるのと、同じ職種でもピンからキリまでなので、意識しているようであまり意識していないかもしれません。
どんな人か分からない人の文章でも良いものは良いし、経歴が一見華やかに見える人でも、読みにくい文章だったり、響かない文章だったりすることもままありますからね。
「え、アンタ誰?」って言われても何らおかしくない私の文章でも読みにきてくださる人がいるので、私は私のできることをやっていくだけかなぁというところに最後は落ち着いています。なんだかんだ割り切ることはできているようです。
3. 少しだけ認知してもらいやすくなった?
「なんか知らないけど毎日更新してる人だよね」という印象は残せているようです。
「これ考えてみたらおかしいよね」っていう疑問を記事にする時もあるし、グルメ関連の話をすることもあるし、経験談をシェアすることもあるしで、テーマを絞っていないのは皆さんもご存知の通り。これも続けやすくするためといえばそうなります。(特化させるほどネタ切れを起こしやすくなる)
あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてますが、『有益な(意識高い)情報発信』ブームに正直疲れたので、今はあえてその逆を行っています。
ブログとTwitterでここ何年か流行っている情報発信ブームがnoteにも来ていて、食傷気味な方も多いかと思います。私の中で渦巻く言葉を吐き出しつつ、そんな食傷気味な方にとっての気分転換になればいいなぁと。そしてたまに、なにかについて考えるきっかけにしてもらえたらいいなぁと、今日も1を積み重ねております。
そういえば私の持ち味ってなんでしょうね。どなたか教えていただければこれ幸い。
4. 別のことも続けられるようになってきた
これはnoteの毎日更新を続けていく中で生まれた副産物みたいなものですが、今まであまり長続きしなかったことも続くようになってきました。noteを始めてから少しずつ再開したのは下記の通り。
・Twitter
・デンタルフロス
・筋トレ
・食事 (ゆる糖質制限)
Twitterはスローペースですが、一応続いてはいます。この期間でいろいろと思うところがあって「フォロワー増やしたい!」みたいな執着心を手放してからは、本当に気が向いた時だけやっています。変に煩わしい関係が増えるぐらいなら、静かなほうがいい。
他のことに関しては「前にやっていた頃より効果出てるんじゃ . . . ?」と思うぐらい変化を感じられるようになってきました。
デンタルフロスは晩に必ず1回はしていますし、気が向いた時は朝か昼も1回するようになりました。歯科衛生士さんから「フロスやってくださいね」って言われても続かなかったのに、不思議なものです。
筋トレも、今回はプロが指導している動画を参考にしながら、フォームと続けやすさを重視するようにしました。
前は、欲張って1日の中でいくつもやろうとして、メニューまできっちり組んだのが良くなかったのか、フェードアウトしてしまいました。
今回は、「フォームを意識して10回でもいいからやる」「プランクのような体幹トレーニングは1分でもいいからやる」「1つでもできたらOK」と、noteと同じ要領でハードルを思いっきり下げたので、今回は続けることができています。
今までだったらこの3~4ヶ月ぐらいでスランプに陥ってやめていたでしょう。
続け方にもコツがあることをこのnoteのチャレンジをきっかけに学びました。noteすごいな . . .
5. 良い意味で自己肯定のハードルが下がった
「なにかひとつでもできれば上出来」と、自分を認められるようになったことでしょうか。
先ほどの筋トレの話にも関連していますが、毎日5種目とか、来月までに体重〇kgとか、きっちり決めすぎると、
・ハードルが高すぎる (今日は無理 . . . と休みたくなる)
・できなかった時に自分を責める (さらに続けにくくなる)
・結果が数字に表れにくくなる停滞期はさらに責める
この三重苦なので、アスリートクラスのストイックな方でなければおすすめできません。
筋トレに関しては、1日1種目でもいいと思うようにしました。それこそ、最初のウォーミングアップにやるプランク1分で「はい、今日の分の1は達成しました。次行く?」ぐらいの感覚です。
どうしても難しい日は、休むのも筋トレのうちと考えて、モチベーションを回復させる日として割り切って休むことにしました。というか、健康的に体を引き締めたい(痩せたい)なら睡眠も必要ですからね。8時間は寝たい。
noteも同じで、「つぶやきを投稿するだけでもいい。どうしても辛い時はたったひと言でもいい。それさえできたら上出来!」と、ハードルを思いっきり下げて、自分を認めるようにしたのがよかったのかもしれません。
完璧主義を緩くする訓練という意味でも、noteの毎日更新は効果があったようです。
あのダルビッシュ選手も、「ランニングの習慣がついていない人がいきなり長距離走るって言っても続くわけがないので、まずは『週に2回、ユニフォームに着替える』ことから始めるのでもいいんですよ」と言っていました。
ということで、「ハードルを下げる勇気」と「具体的すぎる目標を立てない勇気」を私は提案したい。
6. 少しだけ客観的に文章を見られるようになった気がする
100日続けたから文章力が上がったかというと、そこまで大きくは変わっていないように感じます。
が、記事であってもつぶやきであっても、100日続けることで100回試し打ちができます。その中で、「内容が伝わりやすくするにはどうしていこうか」「ここは気を付けたほうがいいか」「ここ修正しようか」など、何かしらの気付きは得られます。
最近の気付きで言えば、表記ゆれに前よりも意識を向けられるようになりました。
表記ゆれ
複数の表現方法がある言葉を使う時に、表現が統一されておらず、分かりにくくなってしまう現象のこと。例えば、果物の梨を『梨』『なし』『ナシ』のどれで書くかという問題。梨は『梨』、「却下(ナシ)!」という意味の"なし"は『ナシ』と統一するのであれば区別ができる。これが統一されていない状態が表記ゆれ。
意図した表現のために例外としてあえて外すことはありますが、原則として統一しようと意識が向けられるようになったのも、今日までの100本ノックのおかげと言えるでしょう。
あとは文章を削れるようになってきたのも最近気付いた変化でしょうか。原則、1記事1テーマを意識するようになってからは、勢いで関連した話題に展開したくなっても、一旦寝かせようという冷静な視点が持てるようになりました。
少なくとも、前よりも読む側の視点を少しずつ意識できるようになってきているのかなという気がしています。少しだけね。
気付きも一期一会。毎日更新はその出会いの可能性を高めてくれる。
質を高めるためには試行錯誤という名の練習が必要になります。その試行錯誤を日常的に重ねられるのがこの毎日更新。
一発でミリオンヒットを叩き出せたら誰も苦労しないのは、皆さんも承知の通りです。その時に備えた、文章の素振り(シュート練習)みたいなものですね。
練習であっても絶好調な時もあれば絶不調な時もあります。それでも、調子が悪い時なりの感覚を掴むことも大事になってきます。そのためのハードルを下げる工夫です。
調子が悪い時でも、ひと言でいいから投稿してみる。つぶやきであっても、可能な限り内容を考えてみるんですね。調子が悪い時なりに感覚を掴むための経験値を積む、といったところでしょうか。
毎日更新を100日間続けて得られた気付きが1つだったとしても、試し打ちしていなければその気付きを得ることはできません。気付きも一期一会なので、そういう意味でも"続けることそのものに価値がある"と言えます。
質を重視して週に1~2回の更新のほうがいいものを書けると思う方もいるでしょうし、それもひとつのスタイルです。私もブログの時はこのスタイルでしたし、毎日更新を終える時が来たらまた戻るかもしれません。
それでも、食わず嫌いせずに1回やってみると、得られる気付きは想像以上にあることが分かるのではないでしょうか。
私は毎日更新の賛成派でも、否定派でもなく、「気が向いたらやってみてもいいんじゃない? 無理には勧められないけど . . . 」という中立ですが、やってみたいなーっていう顔をしてる人には「どうぞどうぞ」すると思います。
これからはどうする?
ということで、つらつらとお送りしてきました。
今後はどうするのかについてですが、
続けられるまで続けていきます。
数字に執着しているわけではないのですが、せっかく3桁の世界に入ったことですし、せっかく身についてきた習慣なので、もう少し続けてみるのも悪くないかなぁと思っています。
一応、次なる目標はありますが、堂々と宣言してコケたら話にならないので、ここからも小さく積み重ねることに専念していきます。
1を積み重ねて10に。その10が重なって20に。それがいずれ、また別の100に。
noteと同時に、ここまで続けてきた別のことも続けていくのが今の目標かな。他にもなにか始めたくなったらそれに越したことはないけど、多くは望みません。でも、「noteを続けた日数分、他にも続いていることがある」って実感できるのはいいなぁと、今日になって思いました。
筋トレと食事管理は、ゆるくでも続けていくと、体型の変化が目に見えて現れる時が来るので、その時に「あぁ、noteを始めたぐらいの時期から続けてるんだよな . . . 」と感慨深い気持ちに浸ることができます。その感覚が私の自己肯定感を少しだけ高めてくれています。
「私にもできたんだからあなたにもできる!」なんていう、サクセスストーリーにありがちな暴論が私は大っ嫌いなので、こんなことは言いません。
ただ、「ブログやってみたけど続かなかったんだよね. . . 」という方は、続けやすい工夫がされているnoteなら続けられるかもしれません。人それぞれ合う合わないがあるので約束はできませんが、試してみる価値はあります。
今回書いたように、noteに慣れて、続けるコツを身につけてからは、「ひとつでもできたら上出来」と、やることを少しずつ増やしていきました。少しずつでも自分を変えるきっかけを作ってみたい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
欲張らずに、続けることだけにまず集中して、その日に1でもできたらOK。その上で余力が残っていたら、少しずつ新しいことを増やしていくか、改善を加えていく。
小さく、無理なく、1を積み重ねる。
やっぱり、継続はこれに尽きるのかもしれません。
といっても、まだ100日目。約3ヶ月と10日です。こんなことを言っておきながら次の日にうっかり更新が途絶えてしまう可能性だってなきにしもあらずですが、続けられる間は続けていきたいと思います。
1年なにもせずに終わるのと、1ずつでも積み重ね続けた1年では、見える世界が違うと信じて。
そして最後に大事なことを言います。
いつも応援してくださっている皆様。ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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