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ナナメちゃんの正体<ナナメの関係の必要性>

ナナメの関係は、教育において重要視されています。思春期の中高生にとって、親や教師ではない大人の存在が、子どもたちに必要だと言われています。
ですが、ナナメの関係はあらゆる世代に必要なつながりだと思うのです。
理由は3つあります。

・「自分」として参加できるから
・ 素の自分でいられるから
・ 自分を肯定的に認められるから
それでは、もう少し詳しくお伝えします。

自分の立ち位置を気にしなくていい

私たちは日常、なんらかのポジションをとっています。親子、兄弟、上司と部下、ママ友、同級生などのタテやヨコのつながりの中で、自分の立ち位置を意識しながら生活しているのではないでしょうか。
ナナメの関係では立ち位置がそれほど重要ではありません。
「〇〇(子どもの名前)のお母さん」や、「〇年入社」といった
自分を修飾する言葉が付きません。

自分も母親、部下というフィルターをかけずに自分をみるので、終始「自分」としていられます。
ひとりひとりが「自分」という個でいられるので、力関係が存在しません。
「自分は2軍の人間なんで…」なんて考えなくていいのです。

素の自分でいられる

力関係がないため、必要以上に相手に合わせる必要がありません
ナナメの関係にあたる人は、お互いの生活に密着していないので、普段の表向きのあなたをよく知りません。それが功を奏して、素の自分を出しやすくするのです。
例えば、帰省時にだけ会う叔母と自分。
母親には、後々面倒になることを避けて言えないことを、たまに会う叔母だから後腐れなく言えることってないですか?

自分を認められる雰囲気

こんなこと(言いたいけど)言えない、立場上言わないでおこうと、自分のことばを飲み込む場面が案外多いと思います。
ナナメの関係においては、素の自分でいられるため、自ずとことばが出てきます。相手に合わせることのない、自分のことばです。自分のことばが出てきやすくなると、自分のアイディアや感じたことを積極的に出せるようになってきます。それが自信につながり、自分を肯定的に認められることになります。

以上、ナナメの関係がすべての人に必要である所以を述べさせていただきました。長い人生を生き抜く上で、あったらとっても心強いつながりだと思いませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






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