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ユーザー評価はチームメンバー内で実施しても有意義だった

HCDプロセスにおいて、「ユーザー評価」はもっとも身近な手法のひとつではないでしょうか?少なくとも私の場合はそうです。

現在わたしは新規プロダクトを開発する現場において、プロトタイプの作成とユーザー評価を繰り返しながら鋭意デザイン作成中です。

ユーザー評価というからには、定義したペルソナやターゲット層に近い一般のユーザーをリクルーティングして実施することが多いですし、そうすべきと考えてきました。

でもまずは、一番身近な存在である、チームメンバーに対してユーザー評価を実施することを強くおすすめしたいと思います!

手順は以下です。

・実際のユーザー評価と同様に、タスクを設計する
・メンバーに向けてユーザー評価を実施する
(このときモデレータは実際のユーザーに接するように進行すること)
・メンバーはペルソナになりきって、画面を見て気づいたことを発話する

すると、なんということでしょう…👀

🤔「ここの概念の区別がわかりづらく感じる」
🤔「このボタンを押した先でどうなるのか、不安」

これまで何回もその画面を見ているはずのチームメンバーから、新たなフィードバックが出てくる出てくる。

💡「ユーザーの気持ちになって画面を見てみたら、気づくことがあった」
💡「これまで気にならなかったところが、気になった」

ということで、ユーザーになりきって画面を見てみることの大切さをビシビシと感じたのでした。

あくまでユーザーの立場で思ったことを口にしているという状況なので、より発言しやすくなったのかもしれません。

🌲🌲🌲

実際のユーザーに協力していただいて実施するユーザー評価はとてもためになります。それは誰もが知っていることですよね。

それでも、ユーザー評価を実施するほど時間的余裕がないときや、UIを作っていて行き詰まったときチーム内に新しい風を吹かせたいタイミングなど、ぜひ気軽な気持ちで試していただきたいです。

きっと新たな気づきがあるはずです💡

補足
・ チームメンバーはプロダクトオーナーやエンジニアであり、ドメインエキスパートやユーザビリティ専門家とは違うため、「エキスパートレビュー」ではないという認識です。
・ タスクの設計までしなくても、「この画面から何がわかりますか?」といった、バクっとした質問でもできました。

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