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マネーフォワード クラウド会計の新規機能をデザインするために、会計知識ゼロからやった7つのこと

これはマネーフォワードアドベントカレンダー2020🎄 の18日目の記事です。さまざまな職種のメンバーが今年を振り返ります!

2020年は自分にとって大きな変化があった年でした。
コロナ禍での転職活動を経てマネーフォワードに入社。マネーフォワード クラウド会計の新規機能開発プロジェクトにジョインしたものの、はじめは右も左もわからない状態で...😇

そんな私が、デザイン業務を自走できるようになるまでにやったことを書きたいと思います。マネーフォワードのデザイナーになるためには会計やお金の知識が必要なのでは?と不安に思い応募を躊躇している方(自分もそうだった)の参考になればうれしいです。


1. 入社後の研修

入社して3日目、初めて簿記に触れました。
簿記に関して触りだけ教えてもらう簿記研修というものがありました。
さらに2週間かけて、マネーフォワード クラウドの各プロダクトをそれぞれ1時間程度で説明する研修を受けました。もっと詳しく学びたい場合には、CSさん向けの研修動画を視聴することも可能です。

2. プロダクトオーナーからインプット

POからプロジェクトの概要を説明してもらい、POの作った資料を読み解いていきました。マネーフォワードでは知見をドキュメントに残す文化があり、過去のユーザーヒアリング内容やアンケート結果などもドキュメントにまとめられていたので、プロジェクトに関連する情報を片っ端から読みました。

3. 本を読む

マネーフォワード クラウド会計のユーザーさんの業務を知る必要があると考え、業務の全体像がわかるような本を読みました。



4. 友人に雑ヒアリング

マネーフォワード クラウドを使っている友人、中小企業で経理をやっている友人にヒアリングさせてもらいました。わからないことをざっくばらんに質問させてもらい、実際の業務イメージを掴むことができました。

5. とりあえず手を動かす

POが作っていた、ざっくりとしたワイヤーフレームをもとにFigma上で画面を作ってみました。が、手が動きません😇
Figma上に作るのはやめ、紙に画面イメージを描いてわからないところを質問する、を繰り返しながら画面を作り上げていきました。

6. 社内の人にヒアリング

なんとか画面らしいものができたところで、社内の人(経理さん、個人で会社をやっている方)にヒアリングさせていただきました。
ちなみにこの時点では正直何を聞いたらいいのかわからない状態でしたが、ユーザーさんが価値を感じるところ、わかりづらいところを知ることができました。

7. 一般のユーザーさんにインタビュー

いよいよ一般のユーザーさんに画面を見ていただきながら、インタビューです。ここからはもうユーザーインタビューと修正を繰り返していきました。


まとめ

こうしてなんとか業務を自走できるようになったわけですが、最近あらためて思うのが「ユーザー理解」×「ドメイン知識」の大切さです。どちらか一方だけでは成り立たず、両方あってこそユーザーに価値を届けられると思います。

ドメイン知識とは
ある専門分野に特化した分野の知識。マネーフォワード クラウド会計においては会計知識のことを指す。

❌ ドメイン知識が乏しいと、ユーザーがよく見えない

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⭕️ ドメイン知識があると、ユーザーがよく見える

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ドメイン知識はあくまで「ユーザー理解をするためのツール」と考えています。自分ももっともっと会計と周辺の知識を身に付けて、ユーザー理解を深め、よりよいユーザー体験を作っていきたいです。

さいごに

マネーフォワードのデザイナーは、会計やお金に関する知識が必要と思われがちですが、そんなことはありません。ユーザーに寄り添う姿勢があれば、知識はあとからついてきます!
ユーザー想いなデザイナーの方、ご応募お待ちしています。

19日目の明日は、人事の富田さんです!お楽しみに〜😄

追記:こちらも合わせてどうぞ 📖
マネーフォワード クラウド会計の担当デザイナー・三浦パイセンのnoteです。違う視点からドメイン知識の学びを書かれており、参考になります。


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