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虎に翼/第1・45話の謎の登場人物とオープニング映像の繋がりは?

第45話、先週の5月31日(金)の始まりは、多摩川のキラキラした水面に浮かぶ笹船。第1回のオープニングと同じだった。
焼き鳥が包まれた新聞に日本国憲法が掲載され、第14条 法の下の平等の条文を目にして、万感胸に迫り泣くとらちゃんの心情がここでやっとわかった。第1回目の始まりの時はかわからなかったから。

優しく包み込むように、You are so amazingの穏やかなメロディが流れて…
優三さんのセリフがまた泣かせる。

「僕の大好きな、何かに無我夢中になっているとらちゃんの顔をして、何かを頑張ってくれること。とらちゃんが後悔せず、人生をやり切ってくれること。それが僕の望みです。」

日本国憲法の新聞掲載は、とらちゃんの中のエネルギーを奮い立たせた。
弟の進学を後押しし、合格証書を頼りに働く決意を決めたのだった。
『私が今、やるしかない!』と。


1.第1回の映像を見直した時に気付いたこと

朝ドラ開始の1週間後ぐらいに、NHKプラスで第1回目の放送を見直した。その時にあれ?と気づいたことがある。

オープニングイラストの中に出てくる見慣れない人物二人が、第1回の映像で何かを象徴するかのように出てくるのだ。

毎日観るイラストに出てきて、第1回にも登場しているとは、今後何か重要な役割を持ってくる人物なのでは?
というのが私の予想。 妄想?

2.第45回でも第1回と同じシーンが繰り返されて

『昭和21年(1946年)11月3日、日本国憲法公布』のナレーションの後

橋の下で、つぎあてだらけの着物を着た老婦人が新聞を読んでいる。

昭和22年(1947年)直明君が帝大の入学を迎えた後のシーン
お父さんの作ったスクラップブックと弁護士の合格証書を持ち、とらちゃんが司法省の法曹会館への石段を上った先に、

破れたモンペをはいた女の子が新聞を読んで座っている。

 ※その二人は、オープニングのイラストの中 に出てくる人物ではないのか?


3.とらちゃん、人事課桂場課長に採用依頼、その後で

「佐田寅子、昭和13年度高等試験司法科合格、私を裁判官として採用してください。お願いします。」と懇願した後、

オープニングテーマソング『さよーならまたいつか!』米津玄師のいつものメロディが流れ始めた。


↑ 1分29秒のロングバージョンなので下の歌詞のタイミングとは違う。


♪100年先でまた会いましょう♪  の直後に新聞を読む女の子のイラスト
♬心配しないで♬   の後、リヤカーを引く女性(よねちゃんのお姉さん?←これは誰でも思いついているのでは?) その後に、新聞を読む着物の老婦人

この時映ったイラストは3人だけ。たまたまのショートバージョン?
よく見るカフェの女給さんや大学の学友5人のイラストはなかった。


同じ映像を2回(第1・45話)も流して、さらにテーマソングを流したのは、視聴者にこの二人を印象付け、「あ!同じ人物が出ている」と気付かせるためだったのでは?と思っている。私だけの妄想?

子供から大人まで、女性は皆新憲法を喜び、期待している、という象徴だけなのだろうか?
賢そうな女の子は、法曹界に今後飛び込んでくるのでは?と勝手に予想。

4.私だけの考察?思い込み?

①お父さん作、とらちゃん記事のスクラップブック
『初の女性弁護士誕生へ』の記事の上に大きなひらがなで
『たしかで』と書いてある。
昔のように右から読むと『でかした』だけれど、もしかしてもしかして、
あのお父さんだからひょっとして、

芸名岡部たかし氏『たかし』をねじ込んだ????
そんなわけはないだろうが、始めに観た時、『たかしで』と読んでしまったのは私だけ??? たかしやで~?

②テーマソング 『さよーならまたいつか!』
このタイトルが全部ひらがななのが胡散臭い。長音を使わずーを入れているのも不自然だ。
『にいたかやまのぼれ』のように何かの暗号になっているのでは?
『34-奈良また5日』 解読できないけど。

100年先でまた会いましょう♬ の歌詞も何だかなあ、
普通には会えるわけがないのに。
法律は年月を超えて未来のあなたにも届くということか?

昭和21年(1946年)日本国憲法の公布がその原点だとすると、100年先は2046年。公布から現在まで、まだ78年しか経っていないのか。
団塊の世代が75歳以上になる2045年問題はあるけれど


3番の歌詞に
『生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ
さよーならまたいつか』


とあるので、とらちゃんのモデルの三淵嘉子さんが生まれた1914年(大正3年)の100年先だとすると『2014年』…
はもう過ぎている。

とらちゃんが生まれて、今年は110年目だ。
だけど、そんなに昔の人に思えないのは何故なんだろう。
亡くなったのは1984年。40年前だけれど、共通の時代を生きていた感覚が、私の中にあるからか。


もう一つ思い出したことがある。

優三さんの今回のセリフ、同じようなことを遠い昔に言われたな…

すっかり忘れていたけれど、
捨ててしまった手紙の文章を思い出したよ。

『いつも何事にも一生懸命な………が…………………  』

確かめたくても、もう確かめられない、遠く遥かな昭和の記憶


#テレビドラマ感想文

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