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しゃべると黙る

親しいひとたちからすれば周知の事実だが、わたしはおしゃべりである。それも相当。

あたまの中が常にしゃべっているせいもあり、その一部が音として外に出てしまっただけで相当なおしゃべりになってしまう。

でも、そんなわたしにも黙るときがある。怒っているときは、黙る。腑に落ちなかったり、納得ができていないときも、黙る。

それは、「怒る」とか、「納得できない」という気持ちが自分にとって重要なものすぎて、それをすぐに的確に表現できることばが見つけられないからだと思う。

怒ったり、咀嚼できないでいるときの内側はとても複雑で、感情や事象が絡み合っているのに、ことばにした瞬間、わたしの内側は、そのことばの持つ意味に成り変わってしまう。そんな簡単に言い表されてたまるか、という気持ちもある。

2021年に鬱になったとき、またそれ以降調子を崩すとしゃべらなくなることが多い。元気がないからというのもあるが、たぶん、そのときも内側が複雑だからなんだと思う。

あ、鬱以降は、ことばの代わりに涙がでてくるようになったな。

だから、よくしゃべっているときは、わたしの内側はとってもクリアで、快晴なのだと思う。
元気なんだな、たのしいんだな、と思って見守ってくれたら嬉しい。

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