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「服」そのものが嫌いなわけじゃないけども。

わたしには、苦手とする場所が幾つかある。
その中のひとつがアパレルショップ ー 服屋さんなんだ。何で? 別に服そのものが嫌いとか、興味がないとかではないけど、入店したら最後、何も用事がなくても何かを買わされそうな雰囲気があって怖いのだ。「いらっしゃいませ〜よろしければこちら、ご試着いかがですか〜」って、形は質問であっても有無を言わさずして商品を買わせようとする圧がすごいのだ。

本屋さんでは、「こちら、おすすめの本なのでどうぞ買ってってください」とか「帯がついてる商品、今だけ限定商品ですよ、お急ぎくださいね!」とかないし聞いたこともないけど、服は季節によってセールがあったり、何点以上買えば何割オフ! みたいなお得感を漂わせるコピーなんかもしょっちゅうあるからそれにわたし達はつられてしまう。危ない橋を、綱渡り。

服を選ぶのが好きで、店員さんとのコミュニケーションも楽しみたいって人には、服屋さんという場所で気になる服を試着し、実際に見て触れて、自分の目で確かめて、っていうことは楽しいのかもしれない。

でも、わたしは服自体は好きなんだけど、ひとたび「なにも買わずに退店できると思わないでくださいね」って(そんなはずはないと思うんだけど)店員さんが思ってるように感じ取ってしまうために、楽しいはずのショッピングも気を張ってしまう。

かといって、ネットショッピングとかを利用しようとすると「自分の身長や体型に合うのかな?」ってまた違う角度から不安や心配な要素がたくさん表れる。

なにがそんなに苦手なのか。
わたしが一番苦手としているのが、試着させて貰った服が自分的にイマイチで、「やっぱいりません」ってお返しをするとき。いらんねんとストレートに言えるはずもないし、言えないし、でも店員さんに「買うんですよね? そうですよね?」と声を掛けられてしまったら流されそうになるわたしがいて、ぐちゃぐちゃなの。声は出せるときと出せないときとある。 

自分がなにを言いたいのか、「いる」「いらん」、たった二択のどちらかでも迷ってしまうわで、周りから見たらただ優柔不断なように見えるのかもしれない。
でも、じっくりと心に耳を傾けて、「スタンバイOK、わたしはあなたの声を聞くよ」と思って貰えるだけでも肩の力がへにゃへにゃって、抜けていく。

自然に心も表情も笑顔になってるかもしれない。

#わたしの場合 #服屋さん #限定商品
#アパレルショップ #服  

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