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どうしようもなく不安な時もあるよね

 インドから帰国して6ヵ月が経過した。そして最近、インドから日本に帰国する時の夢を見るようになった。インドで出会った人たちに見送られ、フライトの時間を気にして急いでバイバイする場面。この夢を見るのは、寂しいか、不安な気持ちを抱えているとき。実際、ここ何日かは美味しいものを食べても、お一人プチ旅行をしても気分が晴れなかった。だから今回は「私が今漠然と感じている不安と寂しさ」について深掘りして書いてみようと思う。

※ただ、気分が晴れない時でもトップ画の壷焼きハラミはすごく美味しくて感動した笑!

帰国してみてから感じた孤独

 インドから出ることは悲しかったけど、日本に帰ってきたらそれはそれで楽しいと思っていた。日本で親友と言える人たちと出かけ、また楽しくて賑やかな時間を過ごせると思っていた。
毎週のように集まって一緒にご飯を食べ、お互いの家に泊まり、恋愛や仕事、これからどうしていきたいか等を語っていた24歳のあの頃。「インドに行くのが寂しいな。みんなと離れたくないな。」と思っていた。
だから、「インドから帰ってきたよ!みんなただいま!」というようなノリで帰国した。

 しかし、実際はちょっと違った。友人たちはそれぞれ人生の節目を迎え、前進し、人生観や考え方、ライフスタイルが変化していたから。もちろん私も。
つまり、2年前(私がインドに行く前)の私たちではなくなってしまったということ。久しぶりに会っても何だか気まづい。自分の考えを以前のようにオープンに話す事ができない。
こんな体験は初めてだったので私はすごくショックだった。「インドから離れて寂しい」プラス「日本に帰ってきても寂しい」。
成長による変化を感じながら、どこか受け入れられない私だった。2年でこんなに変わるなんて!すごいね。成長したのは嬉しい。そして同時に寂しい

そんな中での友人からの言葉

 そんな時、久しぶりに再会した友人から言われた一言で少しハッとした。彼女もまたこの2年で生活、人間関係が大きく変化したのだが、さっぱりしていて正直な人柄は相変わらずだった。
私の感じているこの気持ちを話すと、「じゃあ、コーヒーが美味しいね。とか、これが可愛いね。とか、何でもないようなことをシェアすればいいんじゃない?人生観とか価値観が合わなくなったって思うなら、小さな共通点について話すでいいと思う。私は昔からの友達とも、新しく出会う人たちともそうやってコミュニケーションを取ってる。」と言ってくれた。「確かに!」と思った。話す内容を変えればいいのだ。(話す内容が変わったということ)

 その時まで、以前の親友達と波長が合わなくなって、関係が変わってしまったことを嘆いていた。イラつきも感じていた。でも、彼女のその言葉を聞いて前よりちょっとだけ、変化をポジティブに捉えられるようになった。

 以前のように長い時間を一緒に過ごし、色んなことをタイムリーに共有する関係ではなくなったのかもしれない。でも、それでいい

 社会人になってからやっと自分に正直になり、そこから初めて分かり合える友人を持つことの喜びを知ったからこそ、この変化が悲しいと感じる事ができる。それだけ大事だったんだな。でも道が違って、共有できる事が少なくなってしまって悲しいね、寂しいね。でも、そんな素敵な出会いを得ることができた私だから、今までの友人達も大事にするし、きっとまた出会いがあるから大丈夫。と思える。


そしてもう一つ。「これからどうしよう。。。」の不安

 「日本やインドの友達は仕事を頑張っていてキャリアを積んでいる。一方の私は今何もしてない。でも、また会社に勤めるのも不安。というかそれに向いていない事が改めて分かって、違う道を模索したくてインドの会社を辞めたのに何か行動しているわけでもないしどうしよう。」と、これから先が見えない、何もしていない(何も進んでいない)現状に対してまたまた不安が募ってきた。この不安は、インドから帰国した6ヵ月前から定期的にやって来る。
寂しくなる→不安になる→落ち込んで動くのが億劫になる→ちょっと元気が出る→早起きとかでもいいから何かしてみよう!→何か試してみる の繰り返し。

 ただ、思い出してみて。私、「立ち止まってみよう」と自分で選んで立ち止まったはず。。。だから、「何も私やってない。進んでいない。どうしよう。」と思って不安に襲われたら、これを読んでみて思い返してみるといい。そうしよう。


 こんな感じで今抱えている寂しさや不安を書いてみたけど、書いているうちに何となく、「何とかなるよ。」という気持ちになってきた。過ぎてしまった時間を懐かしんで、失くしてしまったものに気持ちが向いてしまいがちだけど、「何かが無くなれば何かがやってくる」と「孤独を感じた時が変化する時」という言葉を信じて今を大事にしようと思う。何とかなるから大丈夫!



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