自分を変えたいと思う人へ
こんにちは。
園長です。
タイトルの通りですが、自分を変えたい人は読んでください。
変えたいと思っていない人は読まなくて大丈夫です。
先に申し上げておきますが、
変えたいと思う人が「善」
変えたいと思わない人が「悪」
ではありませんので、誤解しないでくださいね。
「変わらない」ことの良さってあるでしょ?
宜しくお願い致します。
変化が嫌いを理解する
さて、「自分を変えたい」「変わりたい」と思っている方。
大前提として、人は変化を嫌う生き物です。
変化したくないんです。
安心していたいんです。
だって常に変化にさらされていたら、疲れちゃいますよね?
体の機能から見てもそれは確かなものだと思っています。
ホメオスタシス(恒常性)
って聞いたことありますか?
高校の生物なんかで習いますよね。
【恒常性】
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性(/生体恒常化作用)とも言われる。
恒常性の保たれる範囲は体温や血圧、体液の浸透圧や水素イオン指数などをはじめ病原微生物やウイルスといった異物(非自己)の排除、創傷の修復など生体機能全般に及ぶ。
恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。
wikipediaより
ほら。
書いてありますよね。
様々な刺激から体を守る機能が人間にはあるんですよ。
もう一度言いますが、
人は変化するのが嫌です。
まず、これを頭の片隅に置いておいてください。
それから、変化について考えてきます。
①負荷を掛ける
では、これから具体的な内容に入ります。
例えば、
「人と話すのが苦手で、特に初対面の人だと何を話して良いのかわからず、緊張してしまうのでそれを直したい」
というAさんが居ました。
その方は何をしたかと言うと、
「知らないお店や行ったことの無いお店に行って、スタッフさんとなんでもいいので会話をする。最低でも1人と会話をする。」
です。
え?それだけ?
と思うかもしれませんが、そんなもんです。
でも、知らない飲食店に初めて入る時って結構緊張しません?
・おいしいかな?
・店主さんが気難しい人だったらどうしよう
・客層はどんな感じなんだろう
とか思いませんか??
その「不安」になる感覚がめちゃくちゃ大事です。
そして、結構大事なのが「ちょっと頑張れば必ず超えられるであろうハードルにしておく」です。
ハードルが高すぎると、心が折れます。
それでは意味がありません。
特に最初は、必ず超えられるものにしてください。
②回数を増やす
初めて行った飲食店が「めっちゃうまい!」と思っても、別のお店に行ってください。
そして、またあの「不安」を体感してください。
ポイントは、「不安だな」「ちょっと怖いな」と思う機会(回数)を増やすということです。
先ほどのAさんは、とにかく知らない飲食店や行ったことの無いアパレルショップ、店内があまり見えないお店に行きまくったそうです。
③慣れる
これを繰り返していくと、だんだん初めて行くお店に入るのが怖くなくなってきます。
Aさんは徐々にお店に入るのに慣れ始め、初対面のスタッフさんと会話を徐々にできるようになりました。
さて、今どんな状態かと言うと
「慣れた状態=普通の状態(快適な状態)=変化したくない」
ですね?
①また負荷を掛ける
ということで、今度はまた新たな負荷を掛けます。
今度は、
「知らないお店や行ったことの無いお店に行って、スタッフさんとなんでもいいので会話をする。最低でも1人と会話をする。」
から
「知らないお店や行ったことの無いお店に行って、スタッフさんにこちらから話しかけてなんでもいいので会話をする。最低でも1人と5分以上会話をする。」
にします。
先に、ハードルを克服していますので、比較的楽にいけると思います。
Aさんは、こちらから話題を振ったり、自分の聞きたいことを聞いたりしてスムーズなコミュニケーションを取れるようになり、短時間の会話なら「恐怖感」を感じなくなってきました。
まとめ
①⇒②⇒③⇒①⇒②…
これを繰り返してください。
基本的に何か新しいことをやり始めるときは、
最初の一歩目を踏み出す時が一番怖いんです。
この体験を小さくてもいいから何度も重ねると、最初の一歩を踏み出すことに慣れているので、だんだん億劫さや面倒さ、不安が無くなっていきます。
最終的にAさんは、初対面のスタッフに自ら声を掛け、自分から話題を作り、30分以上スタッフさんと会話をすることもありました。
いかがですか?
結構行き慣れたお店に行ってしまいませんか?
自分を変えたいと思うならば、身近なもので結構です。
短時間でもいいので、今までとは異なる環境に身を置いてみてほしいです。
最初の一歩をたくさん踏み出してください。
そして冒険して変わっていく自分を楽しんで下さい。
ちなみに、Aさんは私です。
話すの上手ですよね!なんて言ってもらえることも最近はありますが、全然そんなことはないですし、人見知りです。
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