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つくる日記ー2022味噌仕込み

すこし前のこと、初めて味噌仕込みをしました。

わたしは大した料理はしないけれど、味噌汁だけはたいてい毎日つくります。
おかずは具だくさんの味噌汁だけ、ということもあり、味噌さえおいしくてちゃんとしたものだったら毎日の食事ももっと豊かになるのに、と思いつつ、初めてが1人では何しろハードルが高い。

友人が山のアトリエで味噌仕込み教室を開催するということで、いそいそと出かけました。


一晩煮た大豆を杵と臼でつぶす。
つぶした大豆を切るようにまぜる。
そこに米麹と豆麹、塩をまぜる。
途中のおやつはやかんでつくった石焼きいも。
ほくほく。
出来上がりを容器に山型に入れ
上から均等に塩をふる。
几帳面さのあふれる仕上がり(だそうです)。
作業後は参加者で持ち寄ったポットラックパーティ。
わたしはキャロットラペを持参(失敗しないから)。


単純につくるって楽しい。
自己表現したいとかそんな大袈裟なものではなくて、ただもくもくと手を動かすということ。その感触・感覚に集中すること。あとは作品制作というよりは、生活を楽しむためにつくることが好きなんだと思う。

芸術家ヨーゼフ・ボイス『社会彫刻』
「芸術」は、教育活動、政治活動、環境保護活動、宗教なども含めた拡張された意味での芸術活動・芸術作品である。ボイスは、いかなる人間の営み、芋の皮をむくといった行為でさえ、意識的な活動であるならば、芸術活動であるとその社会性を説明している。つまり社会彫刻は、自ら未来のために社会を彫刻していこうという考え方である。

『美術手帖』

一度火がついたつくる熱は、この後もボウボウと燃え続けるのでありました。


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