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暗中模索の日々の中、絶望的に気がついて、諦めて陽にあたる


しょ〜がないから、お日様で暖まっとくか〜。


そう、諦めるまでに私はどれだけの暗闇を手探りで、わからぬままに、探したのでしょう。

暗闇で、だいぶ、無謀にタックルをかまし、見えないカラダは傷だらけだったはず。
まぁ、暗中なので、よく見えないんですけど。

どこがどう傷ついたとか、なんでそうなっちゃったのかとか、抜け出す道はどこなのかとか、何にもわからない。
わからないけれど、動くしかないことだけは、よくわかってたから、傷が癒えるのなんて、待っていられなかった。


他人が聞いたらとても陳腐な
夢のような事をずっと
ずっと探していたような。


頑張れば報われるって言うけれど、そもそも、私はその頑張る意味を見出す力が薄いので、生きているだけで精一杯。

何をやってもしっくりこない。
根本的なところの解決法が解らない。


気がつく。


そんな夢みたいな確率は
私みたいな人間に降っては来ない。


ほんの一部が手に入れる世界。

もちろん、それを求め続け、手を伸ばし続け、掴みとる人間がいることも知っている。
けれど私の手札では、それはどうしても出来そうにない。 

手札を揃える力がなかったことに関して言えば、様々な理由があるわけで、時にそれは悔しいことで、なんでなんだって吠えることで、それすらも「お前が頑張らなかったせいだ」と簡単に言う世の中なんて、大嫌いだ。

けれど、たとえ、その大嫌いだと思う世の中と、真っ向勝負したところで、相手はそうじゃないと恐くて怖くて、悔しくて仕方のない生き物だから、当り前を決めつけてないと不安でどうしようもないモノ達だから、傷が痛くて鳴き声をあげることも許せないのだから、勝負の意味なんてない。


私には無理。むーりー。
それって諦め。

狡い?
悪い?

諦めないやつが偉くて、頑張るやつが善なのだとして。

なら、私は真っ黒のぐちゃぐちゃの影みたいなやつのまま世間に晒されていようかな。


何も見えない手探りの日々の中。
見える光はちょっとこわいし、悔しいの。

でも
あの陽に晒されて
灰のように消し飛んでも
それが悔しくて号泣しても
ぐちゃぐちゃの影みたいなやつのままなんだから
それもありかもしれないね。


お日様で温まる。
変温動物みたいに。

特別じゃなくても
日々はやってくる。

何かを成し得ようとしないで
諦めて生き延びよう。

他人がどんなにそれを咎めても
ギリギリまで見に行こう。

悔しい事は悔しいから
たまには吐き出していこう。
それを見て誰かが傷つくからとか、なんだとか、かんだとかは、ぐちゃぐちゃの影みたいなやつのままの私には難しいからいいや。


そうやって


セルフで許して
それは切り傷で
いいことなんかじゃないけれど
大きな怪我を
世界も私もしないなら
絆創膏程度で済むのなら
まぁ、いい感じだよね。


というのを
一人暗中模索の中で繰り返して
繰り返して
他人から見たら平坦な平坦な道で
繰り返し


お日様で暖まっとくか〜よかった〜温かい〜。


になったわけ。


どうしようもない意地悪なやつとか、本当に楽しくて人を傷つけるやつとかいるよ。
でも、大抵は暗闇でタックルして傷ついて、そこまで来ちゃっただけだよ。

本当なら、ひとりひとり抱きしめて、時間をかけて隣にいてあげられたらいい。
たとえ相手の棘で血が流れても、そんなものは要らないのだと、気がつくまで、気がついてからも、抱きしめ続けてあげられたらいい。


私だって、そうして欲しかった。


でも、気づいた。
そんなものはほんの1握りの奇跡だよ。

大抵は
傷ついて傷つけて、流れ、削れてくだけだよ。


だから。


震えながら陽にあたろう。
ぐちゃぐちゃの影みたいな何かでいる事は認識し続けると削れるけど、それを諦めて、綺麗なものの横にいよう。
綺麗なものを綺麗といって、ぐちゃぐちゃが酷くなっても、元々ぐちゃぐちゃの影みたいなやつのままなんだから大丈夫だよ。

よく見てみても、ぐちゃぐちゃになっても
綺麗なものは、やっぱり、綺麗だよ。

そういうもんだよ。
諦めていこう。

削れてく。
見えないとこ。
その孤独。
きっと続くね。
それでも
世界は繋がっていて
誰かは誰かに優しくて
毎日昇るお日様みたい。

別に私を照らしてないけど
別にあなたを照らしてないけど

それでも暖かい。
温かいね。

たまに染みる傷口は
たまに盛大に鳴き声をあげて
次の日も
お日様にあたろう。


それが私が選んできた事の一つだよ。










サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。