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《創作大賞感想文?》その男は踊り続け、その波は深海にも届いたという話


あなたはボレロを知っているだろうか?
ボレロはバレエ曲である。

*ボレロの話のあらすじ*
酒場で足を慣らしている踊り子が一人。やがて、楽しそうに踊りだし、振りが大きくなっていく。最初はそっぽを向いていた周囲のお客たちも、次第に踊りに目を向け、最後には一緒に踊り出す。
(バレエの動き、とても芸術的です)


ボレロは、ずっと同じリズムを刻むのだが、くわわる楽器で雰囲気が変わっていく。
誰も気にしなかった踊り子の楽しそうな空気や熱が伝播していく様が、音によく描かれており、そういうのを遠巻きに見るのが好きな私はボレロを定期的に聴くわけだ。


さて、これに似たものを私はnoteでみつけた。
実は4年ほど前からnoteにいて、3年ほど前から好き勝手書いて遊んでいたのだが、その動きに気がついたのは最近だ。

最初は一人で黙々と踊っていたらしい。
そして、また一人、また一人と、人々はその踊りに魅了され、同じ旋律で踊りだした。
その輪の熱は遠く私のところまでやって来た。

私は、暗く静かな深海を自由気ままに生きる生物だが、あまりに楽しそうに周囲が踊るので
『どれ一つ踊ってみようか』とやっていたら見事釣り上げられた。

目があった踊り子は楽しそうに踊っていた。
そうか、これが輪を生み出した踊りか。

広い広い電子の海は面白いことが、まだまだ、やってくるのだなぁと思う。


#なんのはなしです課
の課長。
路地裏の支配人。
熱く踊るnoteのボレロの中心である踊り子は、この男。


釣り上げられて間もない私は、彼の熱さを下記の記事で知る。

まるで珊瑚のような事を言っている。やっている。
いやぁ、今や立派な、珊瑚礁だろう。
普段は、静かな暗がりで、好き勝手に発光することを良しとし、熱さは遠ざけがちな私だが、彼の熱さは深海生物をも呼び込む珊瑚礁だった。

この珊瑚礁なら深海からでも遊びに行けると、私はちょくちょく遊びにいくことになった。
美しき熱帯の海の皆様、ごきげんよう。
そして、遊んでくれて有難う、珊瑚礁。



実を言うと、コニシ木の子氏の事は、ちらほら見かけていたのだ。
私の周囲の人達が、名前を出しているなと思っていた。
しかし、私はとんでもない勘違いと謎イメージを彼に抱いていた。

そうだ。ここに告白してしまおう。
彼は私の文書のおかしさに気付いただけではなく、『おかしい』という褒め言葉を使ってくれる強者。私に『おかしい』はベストマッチ。変人が喜ぶ言葉を知っている。最高か。

そんな彼なら、私の告白も笑ってくれるだろう。


当時、私の中の『コニシ木の子』は女性だった。

白磁のティーカップ。スコーンやサンドウィッチと共に、落ち着いた和やかな笑い声が響く。
緑生い茂る庭に用意された英国式茶会の中央で、マダム達から羨望の眼差しを向けられるコニシ木の子氏がそこにはいたという。
けして、飾り気はないが、どこか深いビロード生地のような重厚さを纏い、思慮深げに微笑んで婦人達の話を聴いている。


それが、私がコニシ木の子の記事を開く前の勝手なイメージであった。

彼は男性であると知ったのは、私が初めて『「なんのはなしです課」通信』に記事をまとめてもらった時である。
コメント欄には珊瑚礁に集う面白く美しい色とりどりの生き物達がいたが、そのコメント内で、やっとこ、男性であることを知った。

『?????!!!なんてこったパンナコッタ!!』

いや。コニシ木の子氏のほうが、なんてこったパンナコッタと言いたいだろう。

お前は何故、我の性別を間違え、勝手にアフタヌーンティーの席に座らせたのだと、言いたいことだろう。

まぁ、落ち着いてスコーンにジャムを塗ろうではないか。木苺のジャムなどいかがかな?
紅茶はアッサムにしようか。ミルクと合わせても美味しい。

まず、アイコン。アイコンを遠目でみると、なんとも優雅なマダム感がある。(あると思いますっ!)
そこから、プロフィールをサラリと読んだときに感じ取る重厚感というか、サラサラとしてるが重さのある生地ざわりを言葉に覚え、それが先程のアイコンと合わさり、noteネームにお茶目を感じたあたりで、イメージを確定したのだよ。うふふ。ふふっ。えへっ。

わかるだろう?私の脳内などこんなもんです、、すみません。
マダムな木の子氏も良きと思うのですよ?


性別は改めたが、お茶会にいて紅茶を飲んで、マダムに囲まれていても、なんの違和感もない気がしている。言葉の質感も変わらない。
知って嬉しかったコニシ木の子氏情報は、蟲が好きということ。

熱さはあっても、そこに奥ゆかしさがある。

滑らかで冷たいが温かみのある建造物が、自然と美しく調和しているような景色が彼には似合う気がするなぁと頭の中で勝手に想像する。

路地裏は、様々なモノやヒトが行き交って、賑やかで、面白く、楽しいが、それはやはり、路地裏を作りし彼の気持ちが伝わる場所だからだろう。
創り手の本気というのは、周囲を巻き込み、心地よい渦ができるものだ。

海に珊瑚だけあっても意味がない。
そこに集う様々な生き物や、流れ込む海流が、混じり合うことで思わず溜息の漏れるような、それでいて、ただそこに日々流れる営みが、生きていくのである。

そんな、創作を私はnoteで感じ取る。

ボレロのように、静かな旋律から、周囲を目覚めさせる事もまた、創作なのだろう。


深海でぶくぶくとヒトリ楽しく自由気ままに泳ぐ私は書きたいように思った事を書いただけであるが、まぁ、これが、「面白くて有難う」の気持ちです。感想なのかは不明だけれど、そういう気持ちを書いておこうと思ったの。



これだから、電子の海を泳ぐのはやめられない。



世界を創るあなた達の日々が
湧いて満ちる心でありますように。

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