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私は子猫、私は祈る、私ははしる!!


声優、林原めぐみが歌った「私は子猫」という歌を、あなたは聴いたことはあるだろうか。
アニメ「万能文化猫娘」の中で主人公のヌクヌクが歌っていた歌。

私は最近まで、いや、ほんの2日前まで忘れていた。
懐かしいアニソンを聴きたくなって、頭の中にふと映像が浮かんだモノを思い出し探した。

覚えているのはアンドロイドだということ。
ピンク色の髪だったこと。
猫が関係していること。
途中で終わってしまって悲しかったという事
とても楽しく見ていた。

そんな淡い記憶を頼りに辿り着いた。  


それが「私は子猫」

そして聴けば聴くほど良い歌な気がした。


私は想像する。


小さな子猫がブロック塀の上を軽やかに走っている。
心が首に付いた鈴と一緒にりんりんっと鳴る。
肉球に当たる地面のかたさも心地よく、見慣れた街が坂の下に一望できる。
力いっぱい走る。
キラキラと輝く海が見える。
ぐんっと身体が伸びている。
むずむずする心が追いつこうと急ぐ。


大好きなお家があるの。
大好きな人達がいるの。
大好きな友達がいるの。


心で抱きしめている。
これが愛なら
ずっとこのまま抱きしめている。

にゃあと鳴く。
「ただいま」と音になる。

おかえりって、あなたは笑ってくれる。
私も笑う。

これが、しあわせ。

そういう場面が脳内に浮かぶ。  
因みに私の目線は子猫である。
駆け出したい気持ちになるということでもある。

こういう想像をすると「わぁっ!」て気持ちになるの。
たくさんの気持ちがごちゃまぜよ。
でも、とても楽しくて嬉しいの。


これを人は感動と呼ぶのかしら?


作中舞台の2013年を11年以上過ぎた。
放送されていた1990年代は今やレトロな時代になりつつある。

アンドロイド(ロボット)が人間に混じって生活する世界まで、あと一歩なのかもしれない。
ずっとずっとそういう世界が来るんだなって何処かで当たり前みたいに思っている。
その時に彼等が最初に覚えてくれる感情は「愛」がいい。

ずっとずっとそう考えている。


猫の脳を持つ万能アンドロイドで、人間を学ぶために人間の学校に行き、色々な人に関わる。
そんな主人公が楽しそうに歌う映像は知らなくても、歌の中の、その真っ直ぐさに、きらめきを感じるのではないだろうか。


まぁ、林原めぐみの声がいいというのもあるだろう。

ぜひ歌を聴いてみて。

アニソンな歌だなぁと思うけど、この時代のアニソンって私はど真ん中というか、刺さるんだよなぁ。
小さい私がブラウン管に齧りついて観ていたアニメ達は、私の感性に大きく影響している。 


心が動く時って「わぁっ!」しかないんだなって最近思う。

綺麗とか素敵とか凄いとか愛おしいとか感謝とか感激とか、そういうのって後から形にしただけで

「わぁっ!」以上にこの感覚をあらわせるものは今の所ないのかもしれない。

ビバ想像力!!ビバ感じる力!!


あなたの感じる心が
いつまでも動き続けて
キラキラ光っていられますように。

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