ジェットコースターは目をつぶった方が怖い

アンパンマンマーチの歌詞「愛と勇気だけが友達」という言葉はとても印象的だ。

でも、わたしは人生には敵もいると思う。
後悔と不安だ。

前に進めなくなるとき、大抵ぶち当たってるのは
このどちらかだ。

◆あの時ああしておけば…という後悔
◆すごく辛かった…もう同じ目には逢いたくない
…というトラウマ
◆また同じ失敗をするのではという心配
あるいは、
◆やったことのないことへの漠然とした不安

そして、それらに打ち勝つことができるのは、
納得感と志(あるいは夢)だけだと思う。

納得感とは、自分の人生を受け入れ認めること。
ポジティブに変換するということでは決してない。
つらいことや悲しいことはそのままの感情のままとっておく。その上で「それでもこれがわたしの人生なのだ」と受容する。老人になった気分に近いかもしれない。起きてしまったことは変えられないから、それはそれとして受け止め、だんだんと消化していく。

そうやって、過去に起こった出来事を自分の中に取り入れることで、納得感がうまれる。
後悔の念は薄まり、起きてしまったできごとに囚われる必要がないことがわかる。
そうすることでやっと、一歩前へ進めるんじゃないか。過去の後悔は、納得感でもって拭うことができるんだ。

志(あるいは夢)とは、未来を望む姿だ。
社会をこうしたいという志、
あるいは、自分はこうなりたいという夢。
それらを持っていることで生まれるパワーは、未来への不安を押し退けてしまうほど強烈なものなんだ。
要は、目的地だ。目指す場所があるから、進むベクトルもわかるし、一歩を踏み出せる。

ジェットコースターは目をつぶって乗ると、めちゃめちゃ怖い。どこに進んでいるのか、目の前で何が起こっているのか見えないからだ。目を開ければ、どれほどの高さのどんなレールを走っているのか分かるし、なんならゴールだって見えるかもしれない。

ジェットコースターでは、目を開けよう。風を感じて、何なら両手を挙げて思いっきり、楽しもう。

過去、現在、未来に目を背けずに向き合うことで
人生の最大の敵が実はただの妄想だってことに気付けるかもしれない。

※と、ジェットコースターに例えてキメてはみたものの、実はわたしはジェットコースターが大の苦手。今度からは、ちゃんと目を開けて乗ります。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?