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NY観劇旅行記 22夏

23年冬のNY、22年夏のロンドンに続き、短かったけど濃かった22年夏のニューヨークの旅行記も上げちゃおうと思います。

この旅行のきっかけは大人気ドラマ「glee」のメインキャラクターを演じたLea MicheleのFunny Girlの出演。
小学生の頃からのアイドルで、ミュージカルが大好きになったきっかけの一つ。
情報公開で絶叫したのですが、既にロンドン旅行は決めていたので、諦めていたところ、、、。
母が「こんなチャンスないんだから行ってきなさい。お金なら出す。」と。
21歳の誕生日プレゼントという体でいくことになりました。そのまま興奮状態でチケットを取り、飛行機とホテルを取りました。
(今考えるともっと日程や期間を吟味して予約すればよかったと後悔してます。)

ただしかし、、、。出発2日前。
Lea Micheleがコロナに感染。2週間は代役の方が出演とのこと。誰も悪くないのですが、1番の目的だったので。
悩みに悩んで、FunnyGirlはキャンセルし他の公演に行く事にしました。(このチケットキャンセルが時差もあり全然うまくいかず、不安でしたが、到着直後に劇場窓口に向かい、無事キャンセルできました。)

観劇した作品

Hadestown
little shop of horrors
MJ the musical

限られた日数で選びに選び抜いたラインナップです。
元々の目的だったFunny Girlは見られませんでしたが、振り返ってみると我ながらいいセレクト。

こちらの感想に関しては各作品アメブロでまとめているので気になる方は是非!


NY自体は2回目。
初めてのNYは中学2年の時、父と二人で。
ブロードウェイはもちろん、自由の女神やグランドセントラル・セントラルパークといった王道観光地、さらには父が通っていた大学なども巡りました。
もう7年経ってるので、結構記憶もうる覚え、、、。

当時は英語が話せないし、わからなかったので(WICKEDでさえ、全然理解できなかったレベル)、父がいないと右も左もわからず、どのコミュニケーションも父頼りでした。

そんなだったのに自力で行くのは成長というべきかただ馬鹿なのか、、、。(おそらく後者)

なので、the王道はあんまりいってないです!
さらに出発前も滞在時も地下鉄には乗るなといろんな人に言われまくったのと、節約したかったので、全部徒歩移動圏内になります。
(全部ミッドタウンというかシアターディストリクト)

行ってみた観光地

MoMA
The MET
The Drama Book Shop
Ellen's Stardust Diner
Theater Circle
MOOD
Sardi's

期間も短かったので、だいぶ少なめですが、こんな感じ!振り返るとオタ活っぽいところ多いなぁ。
ザクザクっとまとめますので、NY旅行のご予定がある方でもそうでない方も楽しんでいただけると嬉しいです!

MoMA

前回の滞在の時に行くチャンスがなかったので、行ってみました。
ホテル(ヒルトン)から目と鼻の先だったのもあり、到着してすぐ向かいました。
有名な作品がたくさん展示されて、さすが世界のMoMAだなぁとなっていました。
観光客もたくさんいて、賑わっているエリアがあったらそこは名画っていうのが面白かったです。迷いそうで意外と迷わないようにできているのも素敵。
WiFi繋ぐ時に出てくるサイトにオーディオガイドの機能もあり、(全作品ではないですが日本語もちょっとあった気がする。)それで解説を聞きながら回りました。

ただ、なんだかなぁと思ってしまったのが、インスタ用なのかなんなのかわかりませんが作品と自分のファッションを撮影する集団がいたことです。
作品の前でドヤ顔でポーズ決めて、バシャバシャ撮っているのがなんだか悲しくて、普通に通行の邪魔だし、、、。いや何しにきてんのさ。全然作品見てないじゃん。
観光地とはいえ、美術館のマナーとしてあってはならない事ですよね。
日本でも美術館や博物館でインスタ映えのために撮影している人の話とか聞くと、ちょっと引いてしまいます。(アートへのリスペクトとは?)
撮影自体は許可されているので、作品の写真を撮ったり、記念写真として撮るのは全然いいと思うんですけど、これはちょっと、、、。

なんだかネガティブな話になってしまいましたが、大好きなダリを自分の目で見ることができたり、現代美術ならではの自由な発想のアートに触れることができて楽しかったです。
現代アートってアーティストの主張が時代を超えてもダイレクトに伝わるのがとても面白いですよね。
制作時の時代や土地、雰囲気などが作品を通じて、感じることができるし、パッと見たときの感性と解説を聞いたり、調べた後の捉え方の比較とかが私は好きです。
でもやっぱり現代アートだとどうしてもアカデミックに捉えがちで、疲れてしまうのもあります。笑

The MET

旅行好きな祖母からメトロポリタン美術館は内容より展示のセンスがとにかく素敵だからニューヨーク行くなら絶対行って!と言われてたのに前回は行きそびれたメトロポリタン美術館。
念願のリベンジです!笑

私より上の世代とかからはドラマゴシップガールの聖地としても知られてますよね。
(中学時代トワイライトとゴシップガールの原作をクラスメイトと回し読みしてた思い出)

NYの土地勘がなく、Googleマップで見てなんとなくでいけるだろうと思ったら、徒歩50分の距離!
まぁ遠かったけど観に行くブロードウェイ作品を爆音で流しながら歩いたのでいい朝の運動になったし、ゴシップガールのエリアの雰囲気もわかったし、良しとしよう。
(ニューヨークってどこもかしこも変な匂いしますが、高級住宅地エリアはしないので快適だったのもあるかも)

あ、痛恨のミスだったのが、国際学生証の発行を忘れたこと。学割安かったのに出来なかったので通常料金で入場しました。
(学生の方は発行した方が絶対いいです!)

さて美術館内は祖母の噂通り、本当に配置や空間デザインが素敵で。
どのエリアも見やすいかつ、その時代その土地の雰囲気を残していて、目と心が楽しい展示でした。
もちろん有名な展示も巡りましたが、デザインにひたすら感動。

途中で座れる場所があんまりなかったのと、行くまでの50分のウォーキングも相まって、体力回復のために館内のカフェでブランチ。
ついでにヨーロッパ旅行中の親友に生存確認電話笑

回復したらまた色々巡りました。個人的にはイスラム美術のエリアの展示が好きでした。
展示スタイルは落ち着いてるんですけど、さまざまなサイズの絨毯が見やすく綺麗に展示されてて、人が少なかったのもあり、空間に浸れる場所でした。



あとはオーシャンズ8に出てきた場所とか
掘り起こされたものをそのままどどんと持ってくるのってすごいですよね。 
陽の光が入るからすごく見やすいし、夜に来ても雰囲気ありそう。

それぞれ好きだったの上げたらキリがなさそうなのでこの辺で。
この旅行の目的は、なんと言っても大好きなミュージカルですが、ロンドンやNYといった大都市で触れられる美術館や博物館も毎回新鮮でとっても楽しくて大好きでした。

The Drama Book Shop

ミュージカル好きな方にはご存知な方が多いかもしれません。
ブロードウェイにあるパファーミングアーツ専門の本屋さんです。


演じる側向けの本はもちろん、スタッフ向けの本、楽譜、ブロードウェイ上演作品の原作etc
店内にはカフェも併設されているのでのんびり読書とかもできます(そんな余裕のない観光客には無理だった)
全部洋書にはなってしまいますが、専門性の高い本がずらりと並んでいて、ウッキウキで気になる本を漁りまくり、持って帰れそうなサイズなものは何点か購入しました。本以外にも演劇ワークショップなどに使えそうなゲームや、このショップのグッズなどもついつい購入しました。

Ellen's Stardust Diner

スタッフが歌うことで観光客にも有名なこのダイナー。いつも大人気で並んでいますが、時間を選べばすぐに入れます。
Theアメリカなご飯と店員さんの熱唱で大盛り上がりですっごく楽しいこのレストラン。ブロードウェイを目指す役者の卵の店員さん達はミュージカルソングはもちろん、ディズニーや流行りのポップスまでなんでも歌います。


携帯を向ければファンサもすごいし、自分の担当の方だったら盛り上がっちゃう!といった感じなので一人でも全然寂しくない。
まぁご飯は重めなので、ブランチといった感覚で行くのがおすすめかも。

Theater Circle

こちらも先程のThe Drama Book Shopに並ぶミュージカルグッズ専門店。


観光地っぽいグッズやミュージカルTシャツ(劇場で買いそびれても大丈夫)、ブロードウェイの歴代のポスター、PLAYBILL専用ファイル(買った)などなど。
オタクなら一度は足を運んでおくべきスポット。
ちょっと奥のスペースに行くと、レアなサイン入りポスターとかもみられるので(確か撮影禁止)それ目当てでも全然ありだと思います!

MOOD

こちらはミュージカルとはまたちょっと違うのですが、知る人ぞ知る聖地MOOD。
ここは私が大好きな番組のプロジェクトランウェイで登場するお店です。
もともとコンペティション番組が好きなんですが、元祖コンペティション番組にも関わらず毎回新鮮なプロジェクトランウェイは毎シーズン欠かさずみています。(WOWOWでシーズン時は毎週ワクワクでみてます)
この番組で毎回登場する生地屋さんがこのMOODなんです。


全然観光地でもなんでもなく、服飾関係のお客さんが記事を買いに来たりしています。(入り口がめちゃくちゃわかりずらかった)
二階建ての狭いスペースにこれでもかといろんな生地が置いてあって、生地以外もボタンなどの装飾品が種類豊富でみているだけでもすごく楽しかったです。
私は気に入った生地を何種類か購入して、プロジェクトランウェイを見て憧れていた磁石の針山とここのショッピングバッグを購入。
ショッピングバッグはとにかく大容量なだけでなく丈夫なので、家族で愛用してます笑

Sardi's

こちらは知っている方は多いはず。
ミュージカル”プロデューサーズ”や”プロム”にも登場する有名なレストランです。
店内は有名なミュージカルスターの肖像画がずらり。


このお店は父とも訪れたのですが、今回は一人で。
このお店では、隣のグループの方と話が盛り上がり、2時間ぐらい話し込んでしまいました。
お隣のお席の方はニュージャージーからいらっしゃったご夫婦とお友達の3人組で、旦那さんがミュージカルヲタクの観劇旅で訪れたらしく、日本とアメリカのミュージカル事情やこの旅行の1ヶ月前に私が滞在していたロンドンのミュージカル話と話題が尽きず、お互いの開演が危ないと急いでお店を後にしました。
このお店に来る方は業界人orミュージカルオタクの二択なので、大体話は盛り上がる。オタクの旦那さんに教えてもらい、2階に行くとこれまた素敵。様々な作品の展示や他界されたスターの肖像画など、、。
時間ないのに見るものがたくさん、、。
多分ご一緒したグループの方と話さなければ知らなかったことわからなかったこともたくさんあったので本当に幸運だなと思いました。

ちなみにここはイタリア料理のお店で、どれも美味しいのですが日本人にはボリューミーかも。(メイン一品だけでも結構くる)
行くときはお腹を空かせるかシェア前提で誰かと来るのがおすすめです。

最後に

なんだか長くなりましたが、私のNY旅はこんな感じでした、限られた期間だったのもあり、たくさんは巡れていませんが、とっても楽しかったです。
出発前はコロナ禍で治安が悪くなったNYに生きて帰ってこられるか心配でしたが、怖い思いもせず無事に帰ってくることができました。
(まだそこまで観光客が戻ってきていなかったので、観光客向けの犯罪の話はあまり聞きませんでしたが、コロナ前より明らかに治安が悪く、少し不安になるタイミングもありました。)
両親には費用を払ってもらいましたし、毎日生存確認の電話で心配をかけて、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
好きなことに好きなだけ触れる環境を作ってくれること、やりたいことを尊重してくれて、本当に幸せものだなぁと感じております。
また、この旅行記を読んでくださった皆さんもありがとうございました。
ほぼ1年前ですが振り返ることができて楽しかったです!




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