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レモンスカッシュ・ウグイス嬢

生まれて初めて、ナレーションの仕事をさせて頂いた。
これまでレギュラー出演番組でのナレーションは何度も経験しているが、出演しないで正味ナレーションだけというのは初めて。

これが、めちゃくちゃ面白い。
というのが、自分の出演番組だと番組内のキャラをそのまま生かしたナレーションになる。しかし出演しないでナレーションだけとなると、全く違
うのだ。

ナレーションを初体験させて頂いたのは、Amazon Prime Video の新番組『プロ野球そこそこ昔話』。1980年代から1990年代のプロ野球界の裏側にスポットを当てるトークバラエティ番組だ。
メインMCはナイツのお二方で、進行が吉田明世アナウンサー、さらにレギュラーゲストとして金村義明さんが出演。毎回ゲスト二人を迎えて、話を盛り上げていく。

出演者を見ただけで、どれほど『オモロイ』そして『濃ゆい』か、おわかりいただけるだろう。
『え?それ、ホントの話なの?』
と思うようなパリーグ自虐ネタや伝説話が、わんさか。今だから話せる信じられないようなオモロイ話ばかりなのだ。

私は野球に疎いが、その私が見て腹を抱えた。
30分があっという間に過ぎてしまう。
いやぁ、ほんまオモロイ濃ゆい番組や。

そこで話は戻る。
この番組の中で、私のナレーションはいつ登場するのかというと、、、。
『トークテーマが変わるとき』である。

トークテーマが変わるタイミングになると、まるでリリーフカーさながら、トークテーマを乗せたラジコンカーが吉田アナの所にやってくる。
そのとき、 

『トークテーマ、かわりまして、、、』

と、ウグイス嬢をするのだ。

では。
この番組で、ウグイス嬢に求められるものは何か?

濃ゆい濃ゆいオジ様たちのオモロートークが、しこたま続いてきたのだ。

諸君。
ホルモン焼きのような『脂っこい食事』をたらふく食べた後は、何が欲しくなるか?

そう、『サッパリした飲み物』だ。

つまり必要なのは、『束の間の清涼剤』。
爽やかで明るく、心の汚れが取れるような声でなければならない。

初回のナレ撮りはオンエアを見ずの録音だったから仕方ないとして、第三話からは心掛けましたとも!清く正しく美しく、まるでレモンスカッシュのようなウグイス嬢を!

いやぁ。ナレーションって、面白いわぁ。
昔からよく『声に特徴がある』と言われてきたので、ずっとやりたいと思ってきたナレーション。実際やってみると、想像以上に面白く奥深い仕事だった。出演者が料理の具材なら、ナレーションはスパイスだ。

もっと色々な番組で、色々なナレーションをやってみたい!
六車奈々。45歳にして、また新たな目標が生まれた。

全世界の皆様。
声に年齢制限はございません(笑)
ナレーションのお仕事、ぜひともお待ちしております〜!


最後に、番宣!

『プロ野球そこそこ昔ばなし』
Amazon Prime Video
2019年10月18日スタート 毎週金曜配信
1話30分 / 全15話

<出演者>
MC:ナイツ
進行:吉田明世
レギュラーゲスト:金村義明
ナレーション:六車奈々

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