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目標設定のコツ | 実際に目標を達成するために知っておくべきこと


昨年決めた目標を一つでも達成することができましたか?
毎年決めた目標を1ヶ月でやめてしまい、毎年同じ目標を立て続けていませんか?
いつになったら目標を達成できるようになるのだろう?
なんで気づけばいつも何も達成せずに一年を終えているのだろう?
きっとそんな風に感じたことがあるのではないでしょうか?
大丈夫です。
私も同じ目標を立てては毎年達成できずに終わり、何度も自分に失望してきました。
そんな私ですが、やっと最近になって目標達成のコツを掴み始めました。
それについて学んだのは本当にここ最近ですが、日々の生活においての効果を大きく感じ始めています。

モチベーションはそこまで重要でない
最近私のお気に入りユーチューバーAli Abdaalhttps://www.youtube.com/@aliabdaal がこんなことを言っていました。「Action leads to Motivation rather than motivetion leads to action.(モチベーションが行動を起こさせるのではなくて、行動がモチベーションを引き起こすのである)」と。
正直、そんな風に考えたことがなかったので、理解するのに数分かかりましたが、この言葉に出会ったおかげで私の行動は激変しました。というより、行動を簡単に変えることができた。と言う方が合っているかもしれないです。
彼が動画で言っていたことを要約してみます。
「モチベーションは一時的なものであり、長続きしない。しかし唯一モチベーションを得る材料がある。それは”成功”である。」
例えば、あなたが筋肉ムキムキのかっこいい姿になりたいと願っているときに、ザックエフロンの上腕筋の写真を見るとモチベーションは上がります。「翌日から毎日ジムに行く」と誓う可能性もあります。でもこのモチベーションは非常に一時的であるのです。なぜなら3日後に同じモチベーションでジムに向かえるかといえば決してそうとは思えないからです。
では、”成功"がモチベーションを生み出すとはどういうことでしょうか。例えば、あなたがジムに週3日通っているとしましょう。毎回30kgの重りをつけてスクワットを行っているとすると、個人差はあるが1、2週間後には、30kgの重りに慣れてくるでしょう。次は35kg,40kg...とどんどん挑戦したくなってきます。これがまさに”成功”によって生み出されるモチベーションなのです。目に見える、または実際に感じられる”成功”が「もっと上手くなりたい、もっと知りたい」といったモチベーションを引き出し、それがまた"行動"を働かせるのです。
まずAction(行動)を起こさなけらば、成功は生まれません。つまり、行動→成功→モチベーション(→さらに行動を扇動する)といったサイクルを理解することが非常に重要であるということなのです。
この考えを知ってから正直、私の生活習慣は飛躍的に変わりました。
まず第一に「モチベーションは続かないので探しても意味ない」というマインドセットに頭を切り替えられたことが大きかったです。
ずっと副業を始めるために勉強しないといけないけな、と思っていましたがなかなか始めることができずにいました。
「これだ!」といった大きなモチベーション、タイミングを探すのに時間をかけていたからです。
モチベーションに対する考えが変わってから、すぐに今まで始めずにいた副業の勉強を始めました。
毎日、夕飯を食べて、シャワーを浴びたら勉強を始める。
「始めないと何も生まれない(成功とモチベーション)」ということがわかっているだけでこんなにも簡単に、今までやらずにいたことに毎日取り組むことができるようになりました。
これを一年続けたらどうなるだろうか?と考えたらゾッとします。

目標設定は必要?
何かに取り組み始めてから、進歩が見えだす。進歩が見えだし始めたら、モチベーションが生まれる。
このサイクルを理解できたでしょう。
では、そもそもどのように進歩することができるのでしょうか?
前述、30kgの重りを上げれるようになると、35kg,40kg と挑戦したくなる、つまり進歩からモチベーションが生まれる例を挙げました。でもそもそも30kgの重りを上げれるようになるまでジムに通い続けることができるのでしょうか。30kg上げれるようになるという進歩が見れる前にジムに行くことをやめてしまう可能性があるのではないの?という疑問が生まれる。
ここでやっと「目標設定」が必要になってくるのです。
何かを達成したいとき、目標を設定する必要があるとよく言われます。
というのも、最終的に成し遂げたい目標があれば、それを達成するために集中してやるべきことが生まれ、また何かを始めるきっかけになったりするからです。
しかし、「The Motivation Myth(モチベーションの神話)」の作者Jeff Hadenは「目標を立てることだけでは十分でない」と述べています。目標を立てることは良いことだが、目標を立てることで満足していてはいけないということなのです。
例えば、あなたが「ザックエフロンのような上腕筋を作る」という目標を今年設定したとしても、実際に1年後、ザックエフロンのような上腕筋を作ることはできない。
ではどうしたら目標を達成できるのでしょうか。
その秘訣は、目標を立てた後に、それを実際に達成できるように、目標を細かく、小さなものにするということが重要なのです。

明確的にする | Make it obvious
目標を実際に達成するためには、大きな目標を小さなものにしていかないといけないのです。
小さくするとは実際にどうしたらいいのでしょうか?
本日は、その中でも目標を「明確的にする」ということに焦点を当てたいと思います。
「ザックエフロンのような上腕筋を作る」という目標は非常に曖昧です。
なぜなら、明確さが不足してるからです。
いつ、どこで、どのくらい、何をするのかがはっきりしていません。
Atomic Habits(複利で伸びる1つに習慣)の著者James Clearは、何か新しいことを始めたいとき、「実行意図」という概念に基づいて目標を立てることが効果的であると述べています。
実行意図とは、具体的な行動を特定の文脈や状況に結びつけることで、その行動の発生を促進するものです。少し分かりにくいので、Jamesの言葉をそのまま使いたいと思います。
「実行意図」という概念に基づいて目標を立てるということは、目標を立てるときに、
以下の文に沿って計画を立てれは良いということです。
If-Then文: 具体的な状況が発生した場合(If)、それに対してどのような行動をとるかを計画する(Then)。
例えば、「もし仕事から帰ったら、すぐにジムに行く」といった感じです。
つまり、状況やトリガー(If)に対して(Then)具体的な行動をリンクさせれば、行動が自動的に発生するということをJamesは提示しているのです。
実際の実験では、運動をするように指示された人たちを実行意図を立てるグループと立てないグループに分けたところ、立てたグループの方が目標を達成することに成功する確率が高かったとされています。Jamesはこの研究結果が、行動の具体的な計画が動機づけや目標達成において重要な要素であることを示唆していると検証づけています。
「ザックエフロンのような上腕筋を作る」というのが目標だとすれば、
「月曜日と水曜日と金曜日の朝7時にジムで1時間、上半身を鍛える」といったように、目標を達成するためにやらなければいけばいことを明確化すればいいのです。
私の場合、副業をするにあたって、「毎日風呂に入った後に、勉強を始める。」という風に明確化してみました。そしてさらに、1週間で何をどこまで勉強するか、また1ヶ月でどこまで勉強を進めるかまで明確にしてみました。モチベーションを上げるのに時間を費やしたり、始めるタイミングを待っていたときに比べて、簡単に勉強に取り組めるようになり、正直考え方を変えるだけでこんなに変わるんだと驚いています。1週間にここまでやる、ということを決めていれば、SNSに費やす時間を減らして、机について勉強を始めるのが簡単になりました。週間の目標があることで、その目標を達成するのに必要でないものに簡単にノーと言えるようになった。これは受験勉強と同じ効果なのです。3ヶ月後、2ヶ月後、1ヶ月後と迫ってくるセンター試験に備えて、必死に勉強したことを思い出します。目標が身近で、明確であるものほど行動を起こしやすいということなのです。
「目標を明確にする」というのはあまりにも平凡で当たり前の様に聞こえますよね?
私もそう感じていました。
しかし、Jamesも述べているように、目標が達成できない理由は明確性に欠けていることが大体なのです。
実際に私自身、なぜ目標が達成できないのか。について自分と向き合ったとき、「明確さ」に欠けているということがわかりました。
モチベーションが十分でないのではなく、明確さにかけていたため、行動にうまく繋がっていなかったのです。
目標達成には、行動がまず来ますよね。行動を起こすためには、何を、いつ、どのくらいするのか明確にしてみてください。


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