野草食日記 71 鎌倉中央公園と天然キクラゲ
昨日、里山保全で知り合ったご近所のCさんに、キクラゲが自生している場所に連れて行ってもらいました。
家から歩いて10分ほどのところです。
田んぼの奥の木陰に朽木が横たわっていて、ほらここに・・・と指差された先に、ぷるんとした茶色のキクラゲがありました。
キクラゲ、近くに天然のものがあるとは聞いていましたが、本当に生えているんですねぇ・・感動。
嬉しさのあまり、また採取に気を取られていたせいで写真は撮り忘れました。
新しい朽木より、古いもののほうに生えるのだそうです。
次回の山歩きの時には、崩れそうな朽木にセンサーが働きそうな予感。
キクラゲの近くには竹林があって、この前夫を誘って採りに行ったのと同じタケノコが生えていました。
多分、このタケノコは「真竹」という種類なのではと確信を持ち始めています。
Cさんはタケノコを、わたしはキクラゲを手にホクホク。
帰りがてら、ずっと行ってみたいと思っていた鎌倉中央公園の行き方について尋ねると、これから行ってみようとCさん。
爽やかな空気と青空の下、徒歩15分の道のりをてくてくと公園へ向かいました。
鎌倉の地図を見ると、横須賀線と湘南モノレールに挟まれたところに広大な面積の緑地帯があります。
これが鎌倉中央公園。
その大きさを地図上で眺めているだけでも、どれだけ気持ちの良い場所だろうかと想像を膨らませていたのですが、行ってみるとその素晴らしさは期待以上。
初めて新宿御苑に行った時、広々とした園内で、樹がちゃんと樹の形をしている!と感動したことがありましたが、その時と同じ感動をこの鎌倉中央公園でも味わうことができました。
ほんと、樹が伸び伸びと腕を広げているんです。
園内はきちんと人の手が加えられていて、どこを歩いても気持ちいい。
普段茶室の庭や里山の手入れしているので、ここまで美しく整えるのにどれだけの時間と労力をかけているのだろうと、気が遠くなるような心地がしました。
圧巻だったのは公園管理事務所に置いてあった蔵書の数々。
全て植物関連の本ばかりで、貸し出しはしていないけれど、年中無休で事務所内に設置されているテーブルで読むことができるそうです。
通ってしまいそう。
採ってきたキクラゲは、夜、ネギ、ニラと共にオイスターソース味の卵焼きにして食べました。
ひっくり返す時に形が崩れちゃったので、これも写真なしということで。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。