『自立』 〜私の大切な価値観②〜
キャリアコンサルタントのななまる😊です!
お盆に突入しましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は束の間の休日を楽しみました。旧友たちとご飯やカラオケに行きました。昔からお互いのことを知っている間柄、隠すことなく暖かい時間を過ごしました!
引き続き、「私の大切な価値観」について書いていきます。
前回は律する方の『自律』でしたが、今回は立つ方の『自立』です。
ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです😄
『自立』:言葉の定義
私が思う自立の定義はこちら↓
もう少し砕けた言葉に直すと
「自分の力で生きていける状態・状況にしておくこと」です。
実際は、他人と協働して生きていきますが
「お金・金銭面」を一番の土台(ベース)で考え、「働く・雇用形態」「居住地」「ライフイベント」「決断」などの各項目で、自分がどのような状態・状況であれば生きていくことができるのかを考えながら生きています。
「経済的自立」は色々な解釈ができると思っています。
前回紹介した『自律』と繋がりますが、「自分で考え、自分で意思決定しながら生きていく」ためには費用負担が発生するものもあります。
私は、費用負担が発生するという理由で「やらない」選択肢を選びたくないと思っています。そのような思いもあり、私個人としては、『自立』に向けては「お金・金銭面」が1番の土台(ベース)にきています。
考えるようになったタイミング
『自立』を考えるようになったタイミングはたくさんありますが、代表的な3つについてご紹介します。
【①大学4年生時に参加した内定者セミナー】
私は、就職活動で内定をいただいた後に、前回の『自律』回で紹介した就活塾のようなところで開催された内定者セミナーへ参加しました。そこで、お金(貯金・投資・保険)の概要を学びました。
貯金は、節約するために行うこと
投資は、投資そのものの仕組み・ドルコスト平均法
保険は、必要以上に加入しないこと
あと、お金についての本を紹介いただいたので読んでいました。
セミナーや読書を通して、資産家のイメージが覆され、お金の使い分けや節約や投資について知りました。
【②社会人の1人暮らし】
私は学生時代から1人暮らしをしています。
学生時代は家賃や水道光熱費を親が支払いしていましたが、社会人の1人暮らしは全て自分で支払うことになりました。会社の家賃補助制度はなかったため、結構な金額を生活費に取られ、貯蓄はなんとか毎月一定額できていましたが、給料日前は口座残高を確認しながら過ごす日々でした。
「今のペースのまま過ごし続けて将来大丈夫かな?」と思っていました。
【③結婚を見据えて】
大学4年生の時に結婚資金がいくら必要になるのか調べたことがあります。その時に、平均でかかる金額として「総額450万・自己資金200万」と記載されていたのを記憶しています。
そして、それを見た当時の私は、
「27歳までに200万円を貯めて結婚する」という目標を立てていました。
時は経ち、社会人へ。
借りていた奨学金の返済が始まりました。
200万円貯めるどころか奨学金という名の借金返済からのスタート。
「本当に27歳までに200万円貯めることができるのか?借金がある状態で付き合って結婚するのもどうなのか?」と考え込むことが多かったです。
自立に向けての取り組み
『自立』の主な土台となる「お金・金銭面」の取り組みを書きました。
【①家計管理】
(日々行っていること)
買い物や給与支給など、お金の動きを家計簿アプリに入力しています。口座と連携することで自動登録してくれるものもありますが、私はあえて手入力で登録をしています。手入力することで「いくらこれに使った」と自己認識させることでき、使いすぎ防止に繋がると思うからです。
収支だけではなく振替も登録できるため、口座間の資金移動や借金返済についても1つのアプリに履歴として残すことができます。
(毎月行っていること)
Googleスプレッドシートで作成した「資金繰表」たるものに1ヶ月分の各項目の合計金額を入力しています。ここもあえて手入力で転記をしています。前月と比較できるようにしているので、「使いすぎたな…来月は控えよう」のように振り返りをすることが出来ます。
私は簿記3級とFP2級の資格試験勉強をしたことがあります。「資金繰表」は勉強した知識と当時の参考書を見ながら時間をかけてを作成しました。
(毎年行っていること)
毎月作成している「資金繰表」をもとにして、個人の「決算書」たるものを作成しています。ここも手入力です。時間はかかりますが全手動でしています。1年ベースで見ると、その年の特色がハッキリ現れます。使い用途を確認しながら次の年のマネープランを考えています。
(このような面倒くさいことをしている理由)
まず、家計管理をしていないと自分の状況を把握することが出来ません。それはすなわち、意思決定にも影響を及ぼします。自分のお金周りを把握していないと「◯◯にいくら必要になる…けど、お金がなくなって生活できなくなるかもしれないからやらない」という選択が加わります。私は、そのような選択をしたくないため、自分のお金周りを把握するよう努めています。
あと、簿記知識を忘れたくないということも理由の1つです。簿記3級の資格は保有しているものの、経理の仕事をしているわけではないので触れる機会がほとんどありません。資格で得た知識は活かしてこそ意味があると思うので、定期的に思い出すという意味も込めて手作業で行っています。
別途、下記サイト↓のようなお金に関する記事も定期的に拝読しています。
【②節約・貯蓄系YouTuberの動画視聴】
節約・貯蓄系YouTuberの動画を見始めてから、4年の月日が経ちました。新型コロナが蔓延して緊急事態宣言が発令された頃からお世話になっています。当時、私は自宅待機をしており、勉強や考え事をしていましたが、その時に節約貯金系YouTuberの動画と出会いました。本格的に【①家計管理】を行うようになったのもその出会いがあったからです。
動画で得た知識をもとに、今では「家計管理」を筆頭に「ふるさと納税」「NISA活用」「クレカ積立」「ポイ活」などを行っています。
【③奨学金の繰上げ返済】
私は、4年制の大学に奨学金(第二種)を借りながら通っていました。総額は240万円です。こちらの金額を15年かけて返済することとなり、社会人1年目の10月から毎月13,500円程度返済をしていました。
返済が始まってしばらくしてから、「あと何年返済し続けないといけないのか?」と思うようになり、繰上げ返済をしたい欲が出てきました。
そして、そのための行動として、
・生活防衛資金(給料の3〜6ヶ月分)を現金で確保すること
・積立NISAを活用して積み立てること
・今後必要になるお金を想像するためにライフプランシートを作成すること
・第三者の意見を聞くためにFP(ファイナンシャル・プランナー)への相談
その他にも色々なことを行いました。
その中で、将来別のローンを組むこととなり利息の関係で損をする可能性があることや手元資金が減ることなど、返済することによるデメリットも考えました。
しかし、私は「奨学金という名の借金がある」という状態から抜け出したい欲の方が強かったです。お金のために働くという状況を少しでも脱却したいとも思っていました。
結果、奨学金240万円については一括繰上げ返済にて完済いたしました。
最後に
今回は、『自立』というテーマで記事を書きました。
私が考える自立は「お金・金銭的」が主なテーマとなっているため、どうしてもその内容に偏りがちなところがあります。
私は、キャリアコンサルタントの養成講座を受けている時に「経済的は金銭面以外もあるんじゃないかな?」と先生からフィードバックを受けたことがあります。今回書いたのは私の価値観ですが、人それぞれ言葉の定義は違うため、気をつけて聴いていきたいと思います。
この『自立』に向けた「お金・金銭面」の知識や経験は、私の中で1つの強みだと感じています。マネーとキャリアは密接な関係にあると思うので、2つの目線を持って支援できるような人に近づけたら良いなと思います😊