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ななまる 自己理解の軌跡①(就職活動編)

キャリアコンサルタントのななまる😊です!
ほんの数分前に、ふと書こうと思いこちらの記事を書いています。

私は一人暮らしをしているのですが、本日は実家に帰ってきております。荷物は最低限しか持って行っていないので、実家にはありとあらゆるものが置かれています。その中には私が過去に自己分析を行ってきた数々の紙やファイルたちもあります。

今回は、当時のことを思い出しながら自己理解への軌跡を書いていきます。
1記事で全てを書くと膨大な量になるため、実家に帰った時の楽しみとしてシリーズ化していきます。今回は「就職活動編」です!



就活塾への参加

時は大学3年生の6月。
私の就職活動は始まりました。

6月〜夏ごろは
公務員ではなく民間企業に行くことを決め、就活支援団体に所属している先輩方と面談したり、インターンシップに行ったりしていました。自己分析本を買ってそれなりに一通り記載があるワークはこなしました。

秋頃には
大学のキャリアセンターの方や、イベントで来ていたOBの方に連絡してエントリーシートを添削いただいたりしていました。

その頃は
相対的に見たら、それなりに就職活動自体はしていたと思います。私の場合は"就職活動しているようにしていた"の表現の方が合っているかもしれません。

そこから時は経ち、大学3年生の12月。
アルバイトの先輩に誘われて就活塾の無料セミナーに参加。そこで自分が行ってきた就職活動の浅はかさを知りました。少し考えましたが、就活塾に申し込むことを決意。金額としては学生からすると決して安くはありませんでしたが、アルバイトでお金を貯めていたことが功をそうし、一括で支払いを行いました。


自信なんてそもそも存在しない

就活塾に入り、講義を受けていきました。
就職活動についてを主にもちろん学びましたが、今思えばコーチング要素もあり面白かったです。

講義の中で特に心に残っているのが、「自信」についてです。

他己分析を40名ほどに依頼した時に
「自信がなさそう(なように見える)」という回答を複数人からいただきました。自分自身も"就職活動どうしよう"という思いから、自信がないような状態でした。

そんな時に講義で教えていただいたのが、
『自信なんてそもそも存在しない』ということです。

「元々、生まれた時はプラスもマイナスもないゼロの状態。その後、生きていく中でマイナスな体験が作用して自信のない状態を創り出している」と教えていただきました。

マイナスな体験が、自分の中で認知の歪みを起こし、事あるごとにフラッシュバックして「大丈夫かな…できるかな…」となり、自信のない状態が出来上がっていきます。

私の場合は、高校時代に全校生徒の前で発言したのを生徒や担任からバカにされたことが原因で人前で話すことが怖くなっていました。大人数の前で話そうとするとあの時の光景がフラッシュバックすることがあります。

もう1つ、先生からは
『自信は自分への信頼。自分との約束を守ることで積み重ねることができる』と教えていただきました。

「自信」は「"自分"を"信じる"」と書きます。
この言葉を守ることで私は大事な時に自信ある状態に持っていくようにしています(自分との約束の難易度を上げすぎることがあるので、調整するようにしています笑)。

左が企業研究・インターンシップ用 右が自己分析用

偽りの自己分析 〜絶対内定2周分〜

大学3年生の12月から1月末にかけて
就活塾で絶対内定のワークを行うことを課題として出され、2周ぐらいしていました。1回目で大枠を書き、2回目に自分「なぜ?」を問いかけ続けて深めていくという手法です。

改めて見返すと、薄っぺらいことを羅列していました。
最終的に、その羅列も私のキャリア創りに貢献していることは確かですが、入口にあたる内容が全94のワークで展開されているような感じでした。

その時は、現在勤めている業界と全く別のところに行きたいなと思っていました。それなりに業界研究や企業研究を行い、それなりの志望理由と立て付けを過去の出来事から持ってきたりしていましたが、イマイチ気持ちが乗ってこないような状況でした。

自己PRについても、一番最初に作成した言葉は『信念がある』でした。すぐさま「信念って何?」とフィードバックをいただき、苦しくなったことを覚えています笑。確かに「何なの?」という感じです😂。

そんなこんなしているうちに、
3月1日の就職解禁を迎えることになりました。

それなりに行った"絶対内定"ノート

本物の自己分析 〜絶対内定3周目〜

以前、別記事の『自律回』で書かせていただきましたが、
講師の方々から『ななまるさんの課題は自律だよね』『頑張る自分を演じる』と言われたのが、この時期です。

そこから本気で自分自身と向き合うことになります。
今までやってきたワークの内容や他人の期待、他人からどう見られているかなど、全てを捨てて「絶対内定3周目」に取り組みました。

過去の出来事については、2周目までである程度振り返りをしていましたが、その時思っていた感情を全て書き出しました。明るい感情ではなく、本音。妬みや苦しみ、思っていても直接言葉にしてこなかった暴言も全て言葉にしました。

悪口だらけの自己分析になっていましたが、当時の自分はそれが本心。
とことん自己分析、とことんやりました。

周りが合同説明会に行き、選考が進んでいく中、一人ひたすら絶対内定。自分だけが取り残されていく感覚になりホント辛かったです。色々な出来事が重なり、3日間鬱になりベッドから一歩も出れないこともありました。親から「もう止めれば」と言われることもありましたが、そこはもう意地の世界。最終的には上手く行くと信じ、止めることだけはしませんでした。

その甲斐あって、
自分の中に『出来ない自分が嫌だ・必要とされなくなり孤独になることが怖い』という思い込みがあることが分かりました。

そして、
机の上から背面で飛び降りて、同じワークに参加していた受講生に物理的に手で支えられる(支えがなかったら頭から倒れて危ない)体験をしました。

自分は支えられて生きているという体験を身をもってすることで、孤独への恐怖・思い込みを外すことが出来ました。
孤独を恐れずに自分の人生を生きることができるようになったのです。

そこからは、周りの方々からも「変わったね」と言われることが増えました。諦めていた人生に希望が見え、前向きに生きるエネルギーが湧いてきました。あのような経験は二度としたくありませんが、絶対内定3周して良かったと思っています(自己分析オタクなのでいずれまたすると思いますが笑)。

本気で行った"絶対内定"ノート 右は背面飛び降り関連

私にとっての自信

『自信』

これからも私のテーマになると思いますし、「自信がない…」と嘆いている方へ手を差し伸べることができる存在でありたいと思います。

「孤独を恐れずに自分の人生を生きることが出来ている」状態
それこそが、私の中では『自分を信じている状態』
すなわち『自信』です。

人は孤独を恐れる生き物です。
マズローの欲求5段階説でも「愛と所属の欲求」で語られているほどです。
欲求があること自体、人である以上は仕方のないことだと思います。
問題はその欲求をどのようにコントロールし、付き合いながら生きていくのか。そこだと思います。

相手がつまずいている状況であれば、何かしらの思い込みが眠っているのではないかと探りを入れる。過去を振り返る中で、辛いこと苦しいことがトリガーになっていることもあるので、こちらも覚悟を持って相手と向き合う。
そして、相手がつまずきから抜け出せそう・一歩を踏み出しそうな状況であれば、その意思決定を後ろ盾となり支える。

そのようなことができる、し続けられる存在でありたいと思います。


最後に

急に思い立ち、当時の記憶を文章にしてみました。
就職活動は、自分の人生をガラッと変えた出来事だったなとしみじみと。

この経験がなかったら、キャリアコンサルタントのななまるさんはおそらくいません。社会の波に呑まれ諦め切った人生を適当に過ごしていたことでしょう。関わってくれた人と当時の自分自身に感謝です。

区切りが良いので、一旦こちらの記事は終わりとなりますが、
実は就職活動が終わって後の内定期間の活動について書きたかったりしています。また、実家に帰ってきた際にこちらについては記事にしようかなと思います。

こちらが私の自己分析ゾーン(財産)

最後までご覧いただきありがとうございました😊
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