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一人目デザイナーはフルリモート。入社7ヶ月でやったこと

スタートアップの一人目デザイナーはUIデザインの実務経験が豊富でないとなれないと思っていたけれど、縁があり株式会社カミナシの一人目デザイナーとなったWebデザイナーのななみちです。
主にマーケティング施策や社内外の発信のためのデザインを担当しています。
入社して早くも7ヶ月が経ち、これまでやってきた仕事と一人目デザイナーの良さについてまとめておきたいと思います。

自己紹介

趣味のつまみ細工のWeb集客を強化するためにWebデザイナーへ

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私は7年前まで名古屋で働くごく普通のOLでした。
趣味でやっていた「つまみ細工」のオーダー販売を広げるためWeb集客を実践できるようになりたいと思い、Webデザイナーにキャリアチェンジ。
実務経験のない状態でなんとか創業2年目のWeb広告代理店に入社させてもらい、WebサイトやLP制作のディレクション・デザイン業務など納品までに必要なあらゆる業務を行なってきました。
その頃には、つまみ細工よりWebデザイナーの仕事が好きになり、制作だけでなくマネジメント業務やインハウスチームでのお問い合わせ対応、セミナー運営など幅広い経験させてもらいながら6年半働いてきました。

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※初回の面談時にプレゼンした資料

働く中で多くの失敗と挫折を味わい、デザイナーとして特化した分野を見出すことができずに自分のキャリアに大きな不安を抱えるようになりました。
そんなもやもやした状況を変えるためにコーチングを開始。
今までの失敗やコンプレックスと向き合い、自分のやりたいことを言語化することができ、「カミナシ」という心から推したいプロダクトと組織に出会えました。

カミナシとの出会いと入社の決め手

「社員がプロダクトに愛着と信念を持っている組織で働く」
「原体験を持つ経営者と共にプロダクトを長期的に育てていく」
コーチングを通してできた自分の軸。
事業やプロダクトのリアルな話が聞ける機会を探そうとした時にTwitterでカミナシのデザイナーBosyuが目に止まりました。

会社を調べる中、諸岡さんの原体験や実績ページに掲載されていた現場で働く人の「不便が当たり前だと思っていた紙での記録から解放された」という声の衝撃。
オフィス以外の現場で働く人達は非効率な業務環境の中、品質の高い商品を作っています。その環境にITを導入することでどれほどの変化が起こるのか、少し考えただけでも気持ちがたかぶり、私も現場の人の働き方を変えうるプロダクトや組織に加わりたいと強く想い、門前払い覚悟でメッセージを送信。
諸岡さんからの返信は、サイトリニューアルの具体的な要望が書かれてあり、直接会う機会をもらえることに。

コロナの影響がまだ大きくない時期、2回目の面談で諸岡さんにこう言われました。
「入社したらなんでもやってくれると思うが、デザインに集中できるようにする」
正式ローンチ前で余裕がない中でも、真剣にデザイナーを雇うことについて考えてくれる姿勢に胸をうたれ、ここで働く以外の選択肢はないと確信しました。

内定後、まさかのフルリモート勤務

やむなく引っ越しは延期し、フルリモート社員として入社することに。
引越し準備をしようと考えていた矢先の緊急事態宣言。
フルリモートでの勤務経験はなく不安がなかった訳ではありませんが、入社後のミッションとして「ローンチに向け、サービスサイトをリニューアルし月間約60件のリード獲得する」という明確な目標がありました。
必要なことを洗い出し、ZoomやTandemを活用し、情報が閉じないようにmiroを使ってデザインはラフの段階から共有。

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また、Slackの個人チャンネルは仕事のことなど自由に呟けるようになっています。スタンプで反応しあったり、ちょっとした誤字から気軽にコミュニケーションをとってくれる人ばかりで、フルリモートでの仕事に不安はなくなりました。

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入社後7ヶ月でやったこと

主にプロダクトを伝えるためのデザイン制作を中心に下記の業務を行なってきました。

サービスサイトリニューアルのディレクション&デザイン
マスコットキャラクターディレクション
マーケ施策(LP、ウェビナーLP、Web広告の提案、広告クリエイティブ)
Googleアナリティクスのレポート作成
広報サポート(プレスリリースアイキャッチなどのクリエイティブ作成)
コーポレートサイトリニューアル(デザイン・STUDIO構築)
オンボーディングUIと動画作成
名刺、バーチャル背景など

「カミナシ」を必要としている人に届ける
ノンデスクワーカー、オフィス以外で働く人たちに対して自分たちのプロダクトを知ってもらうにはどうすればいいか。
オンラインよりオフライン施策の方が効果があると決めつけず、サイトを見てもらえそうなキーワードを洗い出し、ターゲットの接触頻度の多いと考えられる媒体での広告を検討、自分の知っていることや調べたことを片っ端から提案し、がむしゃらに業務に取り組みました。
事業責任者の河内さんやセールスチームのおかげで、リニューアル後のお問い合わせ件数も目標以上の成果につながりました。

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ノーコードツールを使い倒す
ウェビナーや広告用のLP制作はスピード重視。
コーディングの経験はあるものの、正直いうと苦手なところ。自分でやるには時間がかかりすぎることから、HubSpotのランディングページ機能を活用して対応しました。
顧客情報の紐づけや、ワークフローで問い合わせ後のアクションも作成可能。
簡単なものならデザイン含めて5〜6時間で完成できる手軽さ!
インハウスデザイナーの強い味方です。

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マスコットキャラクターのディレクション
カミナシには可愛い可愛いマスコットキャラクター「ごーとん」がいます。
なぜBtoBSaaSにゆるキャラがいるのか、単純に紙を食べるからヤギなのか?など制作の経緯や役割について、また別の機会に紹介します!

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一人目デザイナーの良さ

プロダクトや組織の変化を間近で感じられる
広野萌さんと進めたCI策定では、組織が目指すものをどう言語化するのか、実践的な学びを得る機会に立ち会えました。

また、これまで取り組んできたことが報われた瞬間は言葉にできないくらい嬉しかったです。

視座が変わる
整備された仕組みや余裕はない。
目まぐるしく変わる状況のなかで制作物の優先度や必要なものはなにか、LPやサービスサイトの成果を継続的に追うことで、デザイン業務のミクロな部分だけでなく、事業全体としてやるべきことを考え意思決定を研ぎ澄ますことができると思います。

一人目デザイナーの苦労

重圧、不安、アウトプットに対する自信のなさ
やるべきことに悩むことはありませんでしたが、デザイナーとして自信がないことからこの言葉が常に頭を過ぎります。
「このデザインで本当にいいのだろうか」
「私以外のデザイナーさんが作った方が絶対いいものができるのに...」
入社1ヶ月がたったある日、Slackにこんな弱音を投稿してしまったことも。

マスクグループ 1

個人チャンネルの弱気な発言にも優しくリアクションしてくれる人に支えられ、真摯に「こと」に向き合い、楽しく仕事をしています。毎日秒で過ぎます。

グループ 2

仕事がたくさんあるのに手が回りきらない
一人では、やりたくても優先度を下げざるをえない仕事が山ほどあります。
ロゴもその一つ。
事業を前に進められるタイミングになり、経験豊富な二人目のデザイナー ショウさんの入社で、ロゴが生まれ変わった時は本当に嬉しかったです。

これからやっていくこと

コミュニケーションデザインに注力する
広告バナーやWebサイトといった目に見えるアウトプットだけでなく、「カミナシ」を必要な人に届け、伝え、つなげていけるように広報の宮地さんと協力して具体的な取り組みを探して実行していきます。

デザインチームの強化
チームとしてどうあるべきか、カミナシらしいさや世界観を言語化する取り組みをしょうさんと進め、会社、事業の方向性を見据えた採用要件なども固めます。

私はカミナシで働く人とプロダクトのファンです!
デザイナーという肩書きに拘らず、やれることはなんでも取り組み、横断的に組織に関わり最前列でカミナシを推していきます。

最後に
これからのカミナシは、成長していくフェーズ。
弱みや失敗も全開オープンでプロダクトと現場の課題に真摯に向き合い、思いやりを持った人が集まっています。何があっても乗り越えて、いい変化につなげられるチームです。
そんなカミナシを一緒に推していきませんか?


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