自然×デザイン:自然環境を活用したデザイン経営の魅力と課題


自然環境を活用したデザイン経営で夢を叶える


ナムラの夢とは?

まずはじめに僕の夢というのが、僕が生まれ育った地元(田舎)に人口とコンテンツを増やすことで今までよりももっと活気があり、住みやすい町になることが僕の夢です。

僕が地元に固執する理由として挙げられるのが、「遊び」です。

大学院時代を除き、僕はすべて地元での生活でした。地元に居る間、なんとなく外に出かけて遊んだり、また違ったような遊び方を模索したり。

今まで当たり前だと思っていたこのようなことが、都内のシェアハウスで生活をしてからとても貴重で、クリエイティブなことだったのだと気づかされました。

都内の生活は僕にとって遊ぶ余地がなく、常に与えられたものだけを享受するような受動的な人間になっていたと思います。

ユーチューブ活動していたので、その分クリエイティブなことをしていたと思いますが、あのまま一人暮らしを始めたりしていたら、生活における遊びやクオリティに対してなんの疑問もなく、受動的に与えられたものに対して対価を払っていたともいます。

別にこのような都心の生活が悪いと思っているわけでもないです。地方出身の僕としては、地方に仕事がないということはわかりきっていますし。クリエイティブ思考ではない人たちが地方に居た場合、遊ぶ場所がなく、遊ぶコンテンツがないと思うこともわかります。

つまるところ、僕の夢というのが都心部の抱負で魅力的なコンテンツにあふれる街並みに加えて、地方のでも手を付けていない自然やクリエイティブな思考を実践できるような場所が両立するようなコミュニティ(場)を作りたいということです。

偏った思想に聞こえるかもしれませんが、周りよりお金を稼ぐことや儲かることだけでなく、より人間的かつ文化的な幸せのあり方。

つまり新鮮な食材や美しい景観。子供の頃のような「遊び」を開発していくような自由度のある生活を僕は実現したいと思っています。

自然環境を活用したデザイン経営で夢を叶えるために必要な準備や実行

僕より自由でクリエイティブなコミュニティを作るために、地元の景観と食に着目しました。

まず僕の住んでる地元の景観というのが海と田が広がる、水平線と地平線からなり立っています。この景観をそのまま事業に転用することを考えた場合、僕の趣味でもある釣りやキャンプに落着くと思います。

現在、釣り船事業を試験的に運用中で、キャンプ場はグランドオープンまで月を数える程度なりました。

この他に食に着目した場合の準備や実行としては、釣り船やキャンプ場と絡めた飲食店や農業体験サービスの計画と準備など、生産から加工、さらにサービスまで六次産業的なビジネスを展開して行きます。

このように一発芸的な地方の景観や食というものは、連携させて、更にそこにデザイン経営を取り入れることによって、散りばめられたコンテンツを一つに統合(ブランディング)し、コンテンツ密度を高めながらキャッシュポイントを増やして行くということが可能になります。


自給自足コミュニティの価値や意義

このような僕の夢であるコミュニティづくりには、現在、一定数の共感者がいると思います。クオリティの高い食材を新鮮な状態で食べることの価値を知っている人。自分たちでルールを作り、遊びを開発して行く楽しみを知っている人など。

現在賛同して一緒に活動してくれている仲間たちは、このような人たちがほとんどです。しかし、今後の社会情勢や世界経済の状況によってはこの価値観を持つ人たちが増えるのではないかと考えています。

具体的に、農業の話をするのであれば世界の農業事情は全て大規模化機械化に動いています。これは画一的で、大量の作物を育てることが可能ですが一方で、加工用にしかならないクオリティのものが多くなります。

つまり味や鮮度を重要視した作物は今よりもさらにブランドとしての価値が高まり、価格が上昇している傾向にあると思います。

また、日本の農業に目を向けると国内の農業者というのは減り続けていますが中でも畜産に関して壊滅的な状況になっています。米や野菜に関しては国内消費量というのは高い水準にありますが。今後もさらに減少し続けるということがデータから見てとれます。

つまり国内の食に関して、外国への依存度がかなり高まってきている状況であり、今後も高まり続けていくということが予想されます。したがって、海外の物価上昇やオイルコストの上昇は日本の食事に直接影響を及ぼすことになります。

このような状況になってくると価値観は変化し、自分たちの食べる物ぐらいは自分たちで生産、つまり地産地消の考え方にシフトして行き、その状況下で食材の新鮮さや体験について価値を見出す人が増えると考えています。

このように僕が作ろうとしているコミュニティは将来への布石であり、より人間的で物質的な幸せのあり方を模索するような時代に突入すると考えています。つまり、「質量」や「体験」が価値を持つようになると考えているのです。

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