【医学部学士編入/合格体験記】平凡な元文系女が働きながら勉強し、受験3校すべてで一次通過、内2校から最終合格をもらうまで。
はじめまして。元文系女です。
Twitterで学士編入合格を目指していがんばっていらっしゃる方宛に情報発信をしていますが、情報が雑多になりつつあるので、整理して発信しようと思いnote始めました。
文系で医学部学士編入って、受験生でも合格者でも人口少なめなので、情報収集大変ですよね。Twitter始めたばかりでフォロワー数が少ない私でも、DMでご相談を頂きます。
こんな私の経歴でもお力になれることがあるんだな、と嬉しくなりました。
ということで、医学部学士編入を志すも、「文系」「経歴に自信なし」「医療に関わったことなし」「受験勉強の方向性が見当たらん」「志望動機が月並みなものしか思いつかない(そもそも特にない)」といった、編入受験に際して弱点を感じている人たちに向けて、自分の経験をもとに情報発信をしようと思います。
◆医学部学士編入とは
学士(大学学部卒業見込みを含む)を持つ人ならだれでも受験できる編入試験です。主に地方の国立大学医学部が行っており、出題科目、方式は各大学独自で設定しています。※最近は学士条件以外に出願要件を課す大学もあります。
大学によって二科目出題(生命科学、英語)、多科目出題(自然科学、とかいろんな名前付いてますが、物理化学数学あたりも出題しますよってこと)、統計出題、英作文、小論文、英語プレゼン、個人面接、集団面接、集団討論etc,,,本当に様々な形式をとっています。
一般試験と異なり、あまり情報開示もされていないので、学士編入試験は情報戦ともいわれます。私は社会人時代に受験するか悩んでいる間はいろんな予備校の説明会に参加して情報収集しました。(結局最大手に通いましたが、、、)
◆元文系女のスペック
さて、元文系女がどれほど平凡だったかというと、、、
・社会人経験はたった3年で輝かしい実績なし。金融営業。飲んでしかいなかった。
・話してたら「本当に国立大卒なの?」と言われるくらいの教養のなさ。
・最初の大学生活ではマックバイトしかしてない(それはそれで楽しかった)。
・勉強初期の生命科学の偏差値は40程度、英語なんてもっとひどい、、物理化学は「なにそれおいしいの?」レベル。まず鉛筆で文字を書くのが久しぶり。
・TOEIC500台 TOEFLなし
・家族も全員ゴリゴリ文系、ボランティア経験もなし。海外渡航歴もなし。
・私自身は超健康で、自身が病院でお世話になった経験などもなく、志望動機の有無さえ怪しまれる
・特技はピアノ♪
こんなステータスだった私でも、契約社員として東京滞在費用を稼ぎながら受験期直前のKALS公開模試では生命科学偏差値70近く、英語も偏差値65前後、TOEICスコアは840まで上げ試験に臨みました。
◆受験期間と勉強時間
私は親に反対されていたので、「一年で合格を決める、それで無理なら諦める」とルールを設定したうえで前職を退職しました。また、退職後も東京に住み続け予備校に通うため、東京で生活費を稼がなければなりませんでした。
退職できたのが2018年5月末だったので、受験期間は2018年6月初~2019年9月末(最後の大学二次試験終了)です。筆記試験対策はこれより一か月くらい少ないくらいでしょうか。
契約社員としての勤務時間は平日17時~22時でした。したがって、勉強時間は平日9時~15時、そして土日でした。一見たくさん時間あるように見えますが、ゼロベースから勉強する科目数を考えたら私は発狂しそうでした笑。
◆受験した大学と戦略
受験校数は3校(鹿児島、旭川、北大)と少なめ。
もともと地元北海道に帰りたいという気持ちが強く、旭川一本でいこうと思っていたのですが、あまりにも危険なため、少し大学増やしました。
旭川→二科目、地域枠出願/鹿児島→二科目(前年多科目)、一般出願/北大→多科目
旭川の前に二科目かつ記述試験の大学を受けておきたかったので鹿児島を、実家から一番近いので北大を受けました。
最初の内は「文系合格者が過去にいたか」「自分が好きな記述問題か(=マークじゃないか)」で選択しており、自分の考えを含めるとこの3校になったという感じです。文系受験者の中でも少ない方でした。
記述が好きな理由は、0点となりづらく、理解を深めていれば相手が理系だろうが十分周りと差が付けられる出題方式であるためこんな自分でも戦えると考えたためです。
文系がよく受験する大学としては長崎、群馬などもありましたが、旭川と日程がかぶるもしくは連日受験になりそうで、そんなお金がなかったことと正直そんなに動きたくないという気持ちが勝り、大旅行はしませんでした。あれを乗り越えた方々、あっぱれだと思います。
また、文系がよく受験するシリーズに滋賀もありますが、マークは苦手なので出願していません。
大分は気づいたら書類選考締め切り過ぎていたため、弘前や秋田は旭川の合格がすでに分かっていたため、出願はしませんでした。
ということで、受験校は少ないですが、戦略として記述出題校を選び、自分は特に生命科学の内容理解を深めるため、勉強当初から記述対策を講じることで合格に結び付いたのだと思います。自分にとってはあっていましたね。
出願書類や面接対策はかなり苦労しました。胸を張って言えること無いんですもん。
でもよくよく考えてみたら個人面接なんてたかが20分そこらなんです。いくらドラマティックな人生送ってたって20分しかないならオチまで語れません。
ですので、自分のことは面接中の態度でアピールしようと決めて友人と面接練習をしていました。
知識としては、大学別の特色(地域医療については特に)もかなり調査し、自分なりに意見をメモしてまとめていました。この時間はかなりとっていました。
おかげで、特別な経歴が無くても面接の印象はよかった様子です。面接中に面接官に褒められたくらいですから。
◆どんなことを紹介するか(対象/内容)
話はすこし戻りますが、上記のような平凡サラリーウーマンだった私も、契約社員として働きながら受験期直前までには生命科学偏差値80近く、英語も偏差値70前後、TOEICスコアは840まで上げ、最終的には狙っていた大学よりもレベルの高い大学からも最終合格を頂くことが出来ました。
え?どうやってそんなに偏差値上げたの?やっぱ頭いいんじゃん参考にならんわ!と思わないでください。頭が良ければ、賢ければ、最初の職場で成功しています。
(ちなみに受験勉強を経て、少しは賢くなれたんじゃないかなと自分に自信を持てるようになりました笑)
働きながらもどうやって偏差値を上げ、TOEICスコアを取り、どう面接を乗り切ったのか。
それは受験で合格するということがどういうことかを理解する→自分の目指すところと今の自分とのギャップを明確にする→勉強計画を立てるのステップから始まります。スタートとゴールがわかったうえで走り出す方が効率的ですしね。
私が発信していく内容は、医学部学士編入に向けて頑張る方の内、「学力、経歴等に自信がもてない文系出身者」が主に対象になると思います。
受験勉強を始めてから合格までのスケジュール、勉強計画の立て方、目標の目安、各科目の勉強方法、書類準備の時期、面接対策はもちろん、
医学部学士編入を思い立ってから退職に至るまでにやったこと、受験勉強中の経済事情、受験仲間の作り方、合格後の生活、周りの合格者にみられる特徴などなど。
項目ごとの詳細を順次note作成していこうと思います。
受験勉強なんて久しぶりで、すべての教科(生命科学、英語、英作文、物理、化学、統計、小論文、TOEIC、面接準備)を一からやり直さなければならないレベルの人間の体験談です。
どなたかの参考になれば嬉しいなと思います。
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