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Camblyで世界の旅⑤南アフリカ・中国・日本出身者で美について語る

 この日は中国の男性と女性、それに私が生徒で先生が南アフリカの方だった。文化について話すトピックの中から中国の方が「美しさの基準」を選んだ。この先生のスタイルはとても素敵で、自分が選んだトピックに関して会話を自分で回す、というルールがあった。会話を回すのは難しいので、こうして慣れておくのはとても良い。この先生をお気に入りに追加しよう。

 その中国の方が「中国では、一昔前までは色白で痩せていて、意志のない様な女性が美しいとされてきた。でも今は少し強めの女性の美しさも注目されている」と話した後に、日本ではどうかと尋ねてきた。
 私は「日本も以前は似た様な感じだったけれど、今は自立した人や髪の色やメイクも含む個性的なファッションや見せ方が好まれる傾向も出てきた」と話した。K-popが流行っていることもあって、色白や痩せている体型などが若い世代では好まれていることも同時に伝えた。
 
 そこで、南アフリカの先生が「じゃ、アフリカの話もするね」と始めた。
アフリカでは肌の色が濃いのも美しいとされていて、美しさはその人が生まれ持っているありのままの姿。だから私もメイクをしていない、と。
アジアの生徒さんと話していると、競争が大変だと聞くし「美しさ」も誰かと比べて「あの人よりもきれい」とか「あの人には劣る」とか、それは健康的なことではないわね、とも言っていた。私も同感する。

 美しさについて語っている内に、心の中が綺麗になっていく気がした。人の基準や人と比べて…という感覚を、英語を話していると忘れる。だって、比べようにも対象があまりにも広くて、基準値がわからないから。

 世界は広い。美しさは誰かが持っているものではなくて、自分が持っているものだ、と思った。

 


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