不登校でお悩みの方へ〜ケース②〜

 ある不登校でお悩みの方との対話の中で自分の中から出た言葉。誰かのお役に立てるといいな、と思ったのでここに転記。
   学校以外の場所なら大丈夫なのに、学校だけが辛いお子さんをお持ちの方へのお返事より抜粋。

---------------------------

はじめまして。私自身がそうでしたから、お気持ちわかります。お子さんは、ちゃんと自分で自分が生きやすい場所を選んでおられます。その力は一生を通して大切。
 今思えば、あれ程一つの場所に押し込まれて、「仲良くしろ」「静かにしろ」「休み時間の使い方」「授業中は…」「服は…」と要求と罰だらけの場所は人生であれ以降ありません。私にとってのあの場所とあの時間は不健康以外のなにものでもないですね。
学校卒業してから以降、そんな場に身を置くこともなくなってホッとしています。
 問題は、それを「自分の考えや気持ちとは別として出来る人がいる」のと同じ様に「その違和感に勝てずに出来ない人もいる」ということです。同等に扱われるべきですが、どうしてもそこに沿うことが出来ることだけが良くて、出来ないと良くない、と思われがちなのが残念ですが。
 私は違和感に押しつぶされる毎日、今思い出しても中高時代は闇です。その後海外に住んで仕事をしたり、日本でもいろいろな仕事もしましたが、どの現場でもうまくやっています。ただ、あの学校という箱が苦手だったんです。
 人生は長くて、仕事をする方が長い時間になってしまいますので、今お子さんが自分の判断や考えで行動出来ることを尊重して、あとは学びのサポートなどお子さんに合ったことでしてあげられたら、と思います。周りの社会が理解を示さない今だからこそ、大好きなおうちの方が自分の考えを尊重してくれるとなると、それだけで生きる勇気です。
 かく言う私も「学校には行くもの」という常識に苦しめられながら育ってきたので、その考えがどうしても自分にこびりついて離れない、そんな気持ちに今でも悩まされます。
でも、おうちの方が味方についた子は強い。それだけは言えます。
応援していますね。

読んでくださって、ありがとうございます。 もし気に入ってくださったら、投げ銭していただけると励みになります💜