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ゆっくりとした距離感

 苦手なのに時々ふと思い立って異業種交流会みたいなものに参加する。で、毎回変な違和感を持ち帰ることになる。
今回も会合に参加してみて、変な気持ちになって帰ってきた。今回は「英語を話そう」という会合。年齢も仕事も違う人たちと話すときっと自分にとって良い刺激になるだろうと思って参加してみたけれど、やっぱりなんか違和感。

 でも毎週通っている英会話クラスは楽しい。こちらも年齢も仕事も違う人たち。ではどこが違うのか。

 幾つか自分の苦手ポイントを考えてみた。一つ目は「ただ英語を話したい人」という括りで集まったということは、みんな相手を知ることよりも「英語を話す」ことをメインで集まっているからではないか。二つ目はそもそも私は人見知りなのではないか。そして三つ目は情報が多過ぎて疲れるのではないか。

 一つ一つ分析してみよう。まず一つ目は、私の好む週一の英会話クラスも同じ「ただ英語を話したい人」が集まっているはずだから、それが違和感の原因ではないと思う。
 二つ目は確かに。突然新しい人に会ってみたい、と思う気持ちと自分の「人見知り」という性格がマッチしてない故に起こる違和感なのかも知れない。
 そして三つ目。きっとこれが一番近いかも知れない。初対面でその日だけの交流ってなると、当然みんなが出してくる情報が多めになる。じっくり味わうこともしないまま分かれるので、顔も覚えていない人たちの膨大な量の情報だけが私の中に漂う。それがどうも具合が悪いのだ。

 私が週に一度の英会話教室を好きなのは、一年以上一緒に学んでいる数人のクラスメイトとのちょっとした雑談や英会話のレッスン中にそれぞれが作る英文から少しずつその人たちのことを知って、ゆっくりと味わう丁度良い距離感でいられるからだと思う。私が好きな出会い方は、きっとそうなんだと思う。ゆっくりと味わう。それが私のスタイルなんだと思う。


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