私労働小説THE SHIT JOB(読書感想文)
本にはいろいろあって。じっくりと味わう様に感じるものと、燃えている様な熱量のあるものなど。
これはものすごい熱を感じる本だった。ブレイディみかこさんの本は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」からの2冊目だけど、これもご本人の体験を通して得た違和感や、出会った人との会話の中で得られる疑問が感じられて、読んでいる私も半端な気持ちで読めない様な気がしてきた。
タイトルにもなっているThe Shit Jobという言葉の持つ意味やその背景を考えた。素通りしてしまっているけれど、実は自分の周りや自分自身にも思い当たる節はあるのではないか、そんなことも考えた。
大好きな仕事もプライドを持ってしている仕事も、条件や偏見などで色褪せて見えることがある。全ての仕事が尊く、人にまつわるすべてに上下や優劣がない世の中を求めたい。
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<心に残った言葉(順不同)>
●あたしが全体であり、全体があたしだった。
●大きな全体に自分を委ねていれば、自分で何も心配する必要はない。幸福だと思うこともないけれど、不幸だと思うこともない。
●「自分のソウルによくない仕事はやめるべき」
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