「いかがですか?」5分小説『虹色リンゴと紅茶と昼寝と』
ふとドアのベルが鳴り、夢から覚めた。
私は窓から入ってきた午後の陽射しを浴びながら、ナマケモノみたいな体勢でだらだらと昼寝をしていたのだ。
なので身だしなみを整えるのに少し手間がかかる。
こんなことなら、うるさいドアベルなんて外してしまおうか。
そんなことを考えながらドアを開けると、そこにはお年をめしたおばあさんがいた。
「リンゴはいらんかね?」
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疲れた日に読みたくなるような7つの小説を詰め込みました。是非お楽しみください。
疲れた日に読みたくなる5分小説、揃えてますよ?