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小説

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2023年9月の記事一覧

ウソツキ

ー7ー 待ち合わせは今いる東口の駅の路地裏付近。着いたら連絡くれるという。たどり着いて10…

NaminoKanata
1年前

ウソツキ

ー6ー 夜の街を歩くのはとても気分が良かった。どこでもいい、とりあえずお店にでも入ろう。…

NaminoKanata
1年前
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ウソツキ

ー5ー 次の日は休日で仕事が休みだった。夕方の6時からお通夜が始まるらしい。わたしは井堀…

NaminoKanata
1年前
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ウソツキ

ー4ー 次の日の朝、いつもよりも早く目が覚めたわたしはしばらく自分のベットでボーっとした…

NaminoKanata
1年前
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ウソツキ

ー3ー 午後7時と少し前、あたりは薄暗く家路を急ぐ人たちの姿がチラホラ。高台になっている公…

NaminoKanata
1年前
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ウソツキ

ー2ー 自分のアパートに戻って弁当をテーブルに置き上着を脱ぎ部屋の隅に置いてある上着掛け…

NaminoKanata
1年前

ウソツキ

ー1ー スーパーで玩具付きのお菓子を手にした子供が、母親に 「みんなもってるから買って」 とねだったところ、 「みんなって誰と誰?どうしてそんな嘘をつくの?お友達全員が持ってるの?違うでしょう?嘘をつく子は悪い子だよ」 嘘をつく人間は、裁かれるべき人間である?だったらきっとわたしは身体がいくつあっても足りないと思う。とわたしはその時思った。 何気ない親子の間のよくある会話の一つなのだともう。わたしにはわからない。だってわたしの記憶の中には両親との思い出が何一つない