時間管理のマトリックス 〜第2象限との向き合い方を試行錯誤する〜
多くのビジネスパーソンが一度は聞いたことがあるであろう時間管理のマトリックス。マネージャーになって強く感じることが、重要であるが緊急ではない第2象限の案件がじわじわと増えて行く感覚。夢の中で暴動が起きました。
自分自身の視座が高くなるにつれて、認知する課題とその難易度が高まっていきます。自分の行動変容で解決できるものもあります。ただ、根本的にはシステムを変えなければいけないが、システムそのものは当然一朝一夕で変えられるものではなく、当面の凌ぎ方を現場の知恵で考え出して対応する課題が半分ぐらいを占めてくるようになります。
マネージャーとしては、認識した課題をメンバーがある程度ハンドリングできる形に上手く分解・整理して渡すことができれば及第点。課題そのものの存在は悪いことではなく、それらをクリアすることでメンバもチームのレベルアップしていきます。
とはいえ、この課題の整理の部分をあまりにも引き受けすぎてしまうと、それはそれで回らない。次のマネージャー候補となるメンバには、マルッと投げる”胆力”も必要になります。
ただし、投げられる量にも限度がある。受け手が手一杯の状態では投げた課題は手付かずのままで残ってしまう。残念ながら、ハイパフォーマンスになった我がグループの状態は今この状態にあります。顧客対応で、確保していた余白を使い切ってしまった。
となると、もっと根本的な仕事の棚卸しが必要で、その作業は再びマネージャーに戻ってきます。その際に思うのが、できずに残されてきた重要だが緊急ではない案件の蓄積。ここには仕事の効率化に関わるものもあれば、迷った際の判断基準に相当するものもあります。仕組みができていない部分。
この仕組みに関わる部分はさらに上層部でなんとかしようと検討していることも認識しています。ここの会話にも首を突っ込みたいが、身体と時間がたりない…
…悲しいかな、繁忙になると、グループとして知財検討が後回しになる傾向を変えようとして変えられていない状況があります。そりゃ事業にならないのなら特許を取得したって何も寄与しないのですが、知財・技術・事業が三位一体で進められないなら、いくら事業化できても大化けはしないのではないかなと。理想は追いたい。でも、追うための体制を構築できていない点に自己不満を抱えている。
正直、身近にロールモデルはないので自分で示すしかないのだと思います。
周りのマネージャー仲間も、何かを捨てて、何かを選択しています。
重要度と緊急度の低い第4象限、書き出してオサラバしましょうね。
なんだかんだで本当に立て直せるのは年末年始の時間かな…
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