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新規事業開発1年 振返りと新年度の構想

年度末、3日間休暇を得て今年度の振り返りと来期の活動計画について練っていました。その時に感じたのは「今がとても面白い!」ということです。

#ムーヴメント #実績ブースター #距離感 #コミュニティ #人事評価  

上記キーワードを意識しながら、なぜ今がとても面白いか書き留めていきたいと思います。

【ムーヴメントの広がり】
まず第一に、起こしたムーヴメントが大きくなっている実感があります。仕掛けそのものは3年前の組織開発(マガジン:Change Agentへの歩み)ですが、現在は社内に立ち上げたコミュニティのメンバー数として数値的にその広がりが認知できるようになりました。
社内広報効果・口コミ・メンバーによる推薦・・・等で意欲の高いメンバーが社内から続々と参入しています。

【業績評価でExceed Expectationを獲得】
4月1日に担当する開発事業テーマの年間フィードバックがありました。本社の事業推進室で各テーマの世話役担当の方が、わざわざ会いに来てくださり、「貴方のテーマはEX評価とレフェリー陣営から評価されました。」と伝えていただきました。Official Letterには評価EXと"Good Progress"という短いコメントだけが添えられていただけであったので、その審査で述べられた具体的でアンオフィシャルなコメントを届けてくれたわけです。その心意気を大変嬉しく思いました。4月上旬にはレフェリー陣の来訪が予定されており、名指しで進捗報告や改めての技術プレゼンを求められるなど、経営層レベルで注目度が高まっていることを実感しています。

【評価や箔の賞味期限】
3年前の帰国時、MBAの箔、背中についた見えないブースターのようなものは、
・所属グループで2ヶ月間
・同一部署で6ヶ月間
・同場所で1年間
・全社的には2年間
が有効期限だと想定して活動していました。だいたい当たっていました。

昨年度は新たに、
・組織開発推進者としての生産技術賞(異動前の所属場所)
・ジュニアリサーチャー賞(現所属場所)
そして
・EX評価受賞者(担当マーケット領域)

の賞を得て、おそらく半年はブーストされる期間を得ることになります。
期間が短くなったのは、それだけ他の社員との距離感が近くなった印象があるからです。その間に新しい仕掛けを展開しようと思っています。

【評価の時間差を逆手に取る】
・評価というものは、時間差があります。これでも四半期毎のGateReviewがようやく機能しはじめて、開発テーマそのものの評価サイクルは大分速くなりましたが、人事評価について1年が基本です。ジョブディスクリプションに明記されていない、職域外の分野に手を出すと、最初の1年は評価されないことが多いです。(組織開発1年目の悩みでした)

ただし、これを逆手に取ると、求心力を起こすグラビティ設計に役立てることができるなと。どういうことでしょうか。

まず、身近で業務を共にする仲間に対して箔や肩書き、過去の実績は正直要りません。熱量を直接的に伝播できるからです。ただ、一番はじめの段階では、他部署・他場所・離れた場所の人には熱量は届きづらいです。心と物理的な両方の距離があるためです。この少し離れた人にリーチするには、離れている人にも認知できる成果や箔が重要になってきます。

【コミュニティの発展のさせ方】
周囲の人を巻き込んだ活動は、スモールスタートの方が混乱を避けやすいです。急拡大してしまうと、中身が伴っていない場合にはノイズと外乱に弱く、求心力を失いがちになります。

オフィシャルな評価を得るまでの期間は、システム構造上、認知のされ方の構造上、先に述べたように一年程度の遅れがありますが、この期間にコア活動のコンテンツや具体的な方向性を固めることができ、対象者拡大に耐えうる状態・運営体制にできることに気付きました。

帰国から3年間仕掛けを続けてきて、はじめて見えてきた考え方になります。

もちろん、スタート直後から大体的に参加者を集うことはできますし、そのように挑んでいるコミュニティは数多く実存しますが、運営に問題点を抱えているように思います。具体的には求心力の維持に苦労し、発起人や幹事メンバーに心理的な負担が増えているか、形骸化してしまっているケースが多いです。

【コミュニティの存在意義とは】
しかしながら、コミュニティを永続させることは本来の目的ではないはずなので、「然るべきタイミングで、然るべき参加者に、然るべききっかけを与えた」という意味では、役目を果たしているのだろうとも考えられます。

起業時に事業の"終わらせ方"を考えておくことが大事なように、コミュニティ運営もその役目の果たした姿については考えておく必要がありそうですね。

今回の私の立ち上げたコミュニティの場合は、ひとまず区切りとなる期間は2年かなと思っています。次の2年の間に、同じくらいの熱量で事例を蓄積して還元する価値に目覚める後継者が現れなけばクローズ。
できれば今年度中に見つけたいと思います。

【コミュニティ乱立の時代で】
現在、コミュニティは誰にでも作れて乱立する時代になりました。SNSでも然り、社内環境でも然りです。マクロな視点では、これは系全体の熱量が高い状態であるので、悪いことだとは思いません。コミュニティを渡り歩くことで生まれるアイデアや出会いもあるでしょうから。それぐらいの気持ちで挑見たいと思います。

【仮説検証型の生き方】
さて、直近3ヶ月、半年までは自身のコミュニティの拡大期になると思います。まだ想像できていない展開にもなるんだろうと思うと、非常にワクワクしてきます。

技術検討も事業開発も仮説検証型スタイルを自負してきました。だいたい自分の予測(仮説)は5割当たって、5割外れています。外れた5割の半分がポジティブ側、その半分がネガティブ側です。

どんな展開になっても、いずれにせよ新たな発見と気づきをもたらすので、知的好奇心を満たすことには事欠かないですね。

だから今、すごく面白い!!

【新年度の構想】
新年度の構想は、4/1の新年度初日に3つの企画の詳細案とスケジュールをリリースしてきました。ただ、どの企画も関係者想定の斜め上の提案だったようで、月曜日に詳細説明の機会を要望されました(笑)初日にしては上々のスタート!!いざ、事業化大成功を目指した初の試みへ。

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