夜の喫茶店に浮かぶ人

iPadとApple pencilを買ったので、お絵描きアプリ(Procreate）の練習を兼ねて、絵日記もしくはイラストエッセイです。
（＊通常描いてるイラストや漫画は、マガジンよりご覧下さい）

いつかの週末の夜、新宿東口で友人とお茶をしようとしたけどどこも混んでいて、あちこちさまよった末に新宿らんぶるに落ち着く。
入ってすぐの１階はせまいけど地下は広くて、高い天井からはシャンデリアが下がっていて、クラシカルなムードがただよっている。
昔は吸血鬼が住んでいた御屋敷と言ってもおかしくないような、雰囲気のある店内。ここは日本なので、犬神家というべきか。事件はおこらないけど。

私はブルーベリーのヨーグルトジュースを、友人はコーヒーフロートを注文。ジュースを飲みながらあれこれおしゃべりをするうちになぜか怖い話になり、「こういう話をしてると（怖いものが）寄ってくるというからやめよう」と、少々気分が冷えたところでふと数席先を見ると、うすぐらい店内にぼんやり青白く浮かび上がる女性の顔が！
いや、タブレットの光が顔に反射してるだけなんですけれどね。顔に近づけすぎなんである。それと、なんであんなに青白いの？青っぽい画面なのか。

友人に、「後ろを何気なく見て。顔が青白く光ってる人がいる」「ふーん？」何気なく振り返った友人も「こわーー！」「でしょ。なんであんなに青白いんだろうねー」「ホントにいる人かな」
わりときれいな人だったので、よけい雰囲気が出ている。それまで怖い話をしていたので、一層怖くなって盛り上がる私達。

その人は、私達が帰る時まで、ずーっと青白く光っていた。おそらくそのあとも、ずっと。

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本来なら店内に青白く浮かび上がる女性の絵を描くべきなのですが、そこまでの技術はなく…（笑）。アプリの使い方研究中です。初歩的な絵だけど、けっこう試行錯誤しました。