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28年続いた「スーパーサッカー」最終回を観終えて、あれこれ考えたこと。

30歳後半ごろから加藤浩次さんに似ているとよく言われた。
私がちょうど少し太り始めた頃からである。

高身長で撫で肩で、少しふくよかになったシルエットも似ている要因だろう。

行きつけの飲み屋でも加藤さんと呼ばれていたほどだ。
自分ではそんなに似ていないと思うが、あまりに頻繁に言われれれば嫌でも加藤浩次さんを意識してしまう。

何事にも熱くキレやすいキャラなど、中身に関しても不思議と共通する部分が多い。

私が加藤さんより7歳年下なので少し昔の画像を見ると、自分でも似てるかなと思う写真が下記である。
(お肌の荒れかたも似ている。。。)

そんな加藤浩次さんMCの「スーパーサッカー」が28年の歴史に幕を閉じた。

たぶん私は生島さんがMCの時代の頃の「スーパーサッカー」から毎週観ていた視聴者の一人だ。

「やべっちFC」など地上波民放でのサッカー番組が次々と終わっていく。

加藤浩次さんの吉本興業との契約がきれたことと、今回の「スーパーサッカー」終了は関係がないと思う。
そもそも、民放地上波はJリーグだけでなくプロ野球中継でさえ放送しなくなってきている。

代表戦だけは別で、この間の日韓戦は民放日本テレビで中継された。
守田、遠藤の素晴らしい中盤と我がフロンターレの山根の活躍で、3−0という快勝で気持ちも最高潮であった。
しかし、選手のズームばかりで試合展開がわからないシーンが多々あり、最低な中継であった。
ドラマじゃあるまいし、まるで選手が俳優のような撮り方であった。。
サッカーのゲームは一瞬も見逃せないという大前提を忘れている日テレスタッフに怒りを覚えてしまった。
(こういうところが加藤浩次なのかも。。)
多少画像が悪くても代表戦もDAZNでやって欲しいものである。

Jリーグのサポーター層の平均年齢は42歳と意外と高い。
野球に関して言えばファンのコア層が団塊世代なので、それ以上に高いことだろう。

TVや広告などのマーケティングにおいて今のメインターゲット層は「Z世代」(だいたい25歳社会人以下の若者達)に移りつつある。

シニア層は「老後2000万円必要論」などにより財布の紐もかたくなっている傾向もあり、団塊世代が後期高齢者となって消費も衰えていっている現状である。

それよりも、様々なメディアでは10年後の中核アクティブ消費層を攻略することが必要だとうたっている。

今やゴールデン番組は「お笑い第7世代」を中心としたバラエティ番組ばかりで、「Z世代」にバズることを主な狙いとした番組形態となっている。

Z世代の娯楽はゲームやYouTube、SNSと多岐にわたっている。
なのでスポーツ自体で熱狂する人も少なくなっていくのも当然の流れである。

「スーパーサッカー」の話に戻る。
加藤浩次さんはレフティモンスターこと小倉隆史さんと一緒にやっていた時が一番楽しそうにみえた。
きっと小倉さんの優しげな後輩感と相性があっていたのだろう。

小倉隆史さんはグラパスにおいてゼネラルマネージャー兼監督というとてつもない重責を負い、結果Jリーグのオリジナル10のチームがJ2降格という負の歴史の責任を負わされた。
なぜ、監督1年目で小倉さんにそのような人事をグランパス経営陣、トヨタ上層部が決めたのか不思議でしょうがない。

FIFAマスターというスポーツ経営学を学んだ宮本恒靖さんがGM兼監督ならまだわかるが、小倉さんは日本のS級ライセンスをとったばかりの新人監督である。

トヨタ自動車の新入社員が事業部執行役員になるぐらいの抜擢である。

私はそんなグランパスに文句を言える立場ではないが、あのひょうきんで明るい小倉さんは相当に傷つき人生のどん底を味わったことは想像できる。
グランパス上層部は誰か責任をとったのだろうか。

加藤浩次さんは番組最終回の最後に、「スーパーサッカー」のMC抜擢がなければ「スッキリ」など現在のポジションはなかったと感謝の言葉を残していた。

加藤浩次さんは冷静な部分と熱い部分のバランスを学び、明晰な頭脳で素晴らしいMCとなった。

一方の小倉さんも持ち前のひょうきんさと明るさで福田さんや前園さんのような人気サッカータレントのようになれたと思う。

人には持って生まれ持った特性があり、向き不向きがある。

自分にあったポジションは概して自分自身ではわからない。
客観的な視点を自分自身でもつことは相当に難しい。
やはり他者からの意見を参考にしてみることが必要になってくる。

加藤浩次さんも、小倉さんがいきなりJ1チームのGM兼監督の就任に対しては違和感を感じていたかもしれない。
しかし、あまりにも壮大な出世であり、口を出すことも憚れたのだろう。

しかし小倉さんの人生であり、悔いなくやり切ったのであれば、それは立派な経験となり人生の糧となったであろう。
四日市中央時代から好きな選手であった小倉さんの今後の活躍を陰ながら応援したい。

最近の「スーパーサッカー」における福田さんも面白かった。
ミスターレッズのはずが、毎週の放送で完全に我が川崎フロンターレへの愛が溢れ出てダダ漏れしていた。
憲剛には承諾をえていないが、私は独断と偏見で影のFROに福田正博を就任させている。


最後に、加藤浩次さん19年半の「スーパーサッカー」MCお疲れ様でした!
男気を通して芸能界を渡っていくことは困難な道だと思いますが、是非ともいつまでもカッコイイ加藤浩次でいてください!

一度お会いして、「全然似てないっすね。俺の方が男前っすよ!」
と言ってみたい。

以上、note界の狂犬” なみへい ”でした。


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