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アメリカにて乳幼児(0歳から5歳)の心身の発育、発達をサポートする仕事をしています。子…

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アメリカにて乳幼児(0歳から5歳)の心身の発育、発達をサポートする仕事をしています。子供の情緒と社会性の発達、子育てに役立ちそうなこと、心と身体、その他共有したいなと思うことを書いていきたいと思います。

最近の記事

揺るぎない何か

昨年の今頃、COVID-19が世界中に広まり始めました。日本では、緊急事態宣言が出され、外出を控え家で過ごす時間が増えていたころではないでしょうか。あれから、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。昨年を振り返って、意識的に命や自然を考えたり、感じたり、どうなっていくかわからない不安や恐怖と向き合った時間は無かったなと思います。悲しい別れを経験した方、新し命を迎えられた方。一年後の今、私たちの生活は、また少しずつ変わろうとしています。 ここからは昨年の夏に書いたものです。何

    • ぼくの学校

      ぼく名前は、ベネット。7歳。小学校一年生。ぼくの好きなことは、絵を描くこと、お外で遊ぶこと、水遊びはちょっと苦手。 ぼくには、仲良しのお友達がいる。キヨシ、ヒカリ、そしてオスカー。キヨシは、ぼくより1才年上、ヒカリとオスカーは同じ年。キヨシは、優しくて強いんだ。ぼくに会うと、いつも、「おーい、ベネット!遊ぼうよ!」ってさそってくれる。オスカーなんて、どこにいてもぼくの事わかってるんだ。ヒカリは、時々家にとまりに来る。そんな時は、二人でベットの取り合いさ。最後は、二人で寝てる

      • 自閉症スペクトラム障害

        こんにちは。生活の変化が続きますがお元気でしょうか? ここ数年、発達障害という言葉をよく耳にします。発達障害と呼ばれるものは、いくつかありますが、それらは、身体、学習、言語、行動といった分野で幼少期に診断されることがほとんどです。そんな中に、自閉症スペクトラム障害があります。 自閉症スペクトラム障害 (Autism Spectrum Disability =ASD) 自閉症スペクトラム障害(以降ASD)とは、神経系機能障害の一つです。ASDと診断された子供の50%が3歳ま

        • 子育ては癒しの一つ

          こんにちは。子育てをしていて、“あれ、これ前にもこんな経験ある”、“これ、誰かの言葉に似ている” なんて思ったことはありませんか。あなたが子供に対してイライラしていたり、叱った後でなんだか悲しくなったり、そんな経験ありませんか? そして自分の小さい頃を思い出したりしませんか。そこで、ちょっと癒しについてお話します。なんで、子供に対してのイライラが癒しにつながるんだ?って思いますよね。 癒しってなあに? いろいろな人が癒しについて話したり書いたりしていると思います。動物と接

        揺るぎない何か

          安全基地はありますか?

          こんにちは。少しずつ新しい日常生活が始まりつつありますね。さて、大人のあなたは、今の日常生活をどう感じて過ごしていますか?嬉しいこと悲しいことも今までと同じようにあるでしょう。今までとは違った期待や不安もあるでしょう。そんな新しい日常への移行時、ちょっと意識をしてほしい事、考えてほしいことがあります。それは、安心できる環境があるかどうか?安心し、信頼して繋がれる友達や家族がいるかどうか?または助けを求めることができるかどうかです。 あなたは安全基地がありますか? あなたに

          安全基地はありますか?

          遊びはとっても大切

          非常事態宣言に伴って、外出自粛や禁止になっています。皆さんのお家では、子供とどんな風に過ごしていますか? なんで、言うこと聞いてくれないの!どうしてそんなことするの!どうして一人で遊べないの!と、イライラしていませんか? National Institute of Playの医学博士のスチュアートブラウン博士は、人が健康に過ごすために免疫力が大切なように、遊びも健康にとても必要だといいます。 遊びってなあに?  遊びは、子供の社会性や情緒の発達においてとても大切な役割を

          遊びはとっても大切

          安心感の中で過ごすためのヒント

          いま、世界中の人たちが同じように不安を感じているのではないかと思います。こどもたちは、一か月前まで公園に行ったり、幼稚園に行ったり、お友達と自由に外で遊べていたのが、今は、制限のなかでその状況に適応しながら生活していますよね。一方で家族が一緒にいる時間が増えて、こどもは嬉しいでしょう。遊んでほしいという欲求も増えるし、それが満たされないと癇癪を起したりするかもしれません。おとなも同じですよね。外出を控えたり、家で仕事をしたり、自由が制限されて、その状況が長くなるにつれて、スト

          安心感の中で過ごすためのヒント