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ぼくの学校

ぼく名前は、ベネット。7歳。小学校一年生。ぼくの好きなことは、絵を描くこと、お外で遊ぶこと、水遊びはちょっと苦手。


ぼくには、仲良しのお友達がいる。キヨシ、ヒカリ、そしてオスカー。キヨシは、ぼくより1才年上、ヒカリとオスカーは同じ年。キヨシは、優しくて強いんだ。ぼくに会うと、いつも、「おーい、ベネット!遊ぼうよ!」ってさそってくれる。オスカーなんて、どこにいてもぼくの事わかってるんだ。ヒカリは、時々家にとまりに来る。そんな時は、二人でベットの取り合いさ。最後は、二人で寝てるんだけどね。


ぼくたち、みんなおんなじ学校に行ってるんだ。どんな学校かって、これから教えてあげるよ。

ぼくたちの学校はね、町から少し離れた森の近くにあるんだ。学校には、パパとかママが送ってくれたり、バスで行ったりするよ。ぼくは、パパと自転車に乗っていくよ。とっても気持ちいんだ。学校の入り口には門があってね、サクラの並木が校舎の前まで続くんだ。春になると桜が咲いて、夏なんて毛虫がいるんだよ。秋になると葉っぱの色が変わってさ、冬になると、葉っぱが落ちちゃうんだ。


学校はね、一階建て。教室はね、みんなで使うから自分のロッカーだけ決まってる。生徒の数は、50人くらい。1年生から6年生まで、みんないっしょに勉強するんだ。机もイスもあるけど、だーれもそこに座りなさい、なんて言わない。自分が心地いい所に、心地いいように、イスでも床のクッションの上に座ったっていいんだよ。時々床に腹ばいに寝っ転がって勉強してる子もいる。


勉強の時間はね、国語の時間も算数の時間もないんだ。自分で何を勉強するか決めるんだよ。例えば、ぼくの国語の授業はね、作文書いたり、本を読んで感想書いたり、知らない言葉も調べるよ。

算数はね、数を覚えたり、文章を読んで足し算とか引き算とかも練習するよ。時々大きい学年の子が助けてくれたりする。絵を描く時間だってあるんだ。どんな絵だっていいし、何を使って書いてもいいんだ。

先生はね、どうかな、できたかな。ってやさしく話しかけてくれるんだ。わかるまで一緒に考えてくれる。間違いなんて一つもないんだ。くれよんでも、色鉛筆でも、マーカーでも、絵具でも、自由に選んで、描きたいようにね。


お昼ごはんは、まるいテーブルをみんなで囲んで食べるんだ。そうすると、みんなの顔が見えるでしょ。先生も一緒にね。お昼ごはんはね、お弁当か学校の給食だよ。学校の給食を食べたい人は、月末に次の月に食べたい日を選んで申し込むんだよ。

メニューは、いろいろだよ。野菜カレー、ハンバーグ、肉じゃが、炊き込みご飯、野菜スープ、他にもいろいろだよ。牛乳はね、飲まなくたっていいんだよ。ほしい人は、給食を申し込む時に、牛乳を申し込めばいいんだよ。

甘いジュースはダメだけど、自分で水筒に飲み物持ってきていいんだよ。ぼくは、麦茶をもっていくよ。お水を飲みたくなったら、学校の水道水を飲むよ。僕の学校のお水は、冷たくて透明で美味しいんだ。


休み時間はね、広い裏庭で遊んだり、森まで続く小道をみんなで探検したりするよ。そんな時は、ジャスパーっていう6年生の男の子が一緒に行ってくれたりする。森の中にはね、空まで届きそうな大きな木が生えてるんだ。狸なんかも時々出てくる。この前はシカを見たよ。あれは、親子だったのかな。大きいシカと小さいシカ。僕たちのこと見たら、ぴょんぴょんと走って行っちゃった。

それからね、松ぼっくりだって、どんぐりだって落ちてるんだよ。それを集めるのも楽しいいんだ。集めた松ぼっくりで、人形を作ったり、クリスマスツリーを作ったり。どんぐりは、ままごとに使ったり、コマ作ったりね。みんな僕らの遊び道具になっちゃうんだ。


校舎の屋上だって、ぼく大好きなんだ。屋根の上にはね、花が咲いて草が生えててね、校舎の横のスロープから登れるんだよ。ほんとに気持ちがよくてね、寝っ転がると青い空がとってもきれいで、雲がゆっくりふわふわ動くのを見たり楽しんだ。そこには、ちょうちょやハチドリなんかもやってくる。テントウムシだってクモだっている。冬になるとね、雪が降るから、校舎の横のスロープをそりで滑るんだ。すごく楽しいよ。


みんなの学校はどんな学校? ぼくは、この学校が大好き。自然がいっぱいで、みんな優しくて、毎日学校に行くのが楽しい。今度ぼくの学校に遊びに来てね。


#こんな学校あったらいいな

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