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アメリカのど田舎で日本食を作ることにした

こんにちは、なみです。過去の記事を見ていただいた方、いいねをしてくれた方、ありがとうございます。
現在私はアメリカ中東部にあるとあるど田舎の大学で生活をしています。
今回は食事の話について書いていこうと思います。


アメリカ大学での食生活

普段私は食堂や売店の食べ物で生活しています。
食堂はビュッフェスタイルで、サラダバーとピザ、パスタは毎日ほぼ一緒のものが並び、後は時間帯や日替わりで若干メニュー内容が変わります。春巻きや餃子のようなアジア料理も多少あります。飲み物はドリンクバー方式です。
私はサラダメインで後は日替わりのものを適当に取っています。というか、種類が少ないのでそんなに選べません。
売店ではハンバーガーやサンドイッチ、ケサディーヤ、カルツォーネなどがあります。後はアイスやお菓子、カップ麺や冷凍の食べ物など。

食堂のごはん

このような食生活をしていると無性に日本食が食べたくなる時があります。でも、ど田舎すぎて周りに日本食のお店が少ないんです。車に乗って高速使えばやっとちらほらあります。と言ってもアジアンレストランって感じですが。しかも地味に高いんですよね。お寿司1貫で$5とか。
そうなると、外食で日本食を頻繁に食べに行くのは厳しいです。
じゃあどうするか、作るか、となるわけです。

渡米前、日本で荷造りをしていた時はまさかアメリカで自炊をするなんて考えてませんでした。だって、食堂があるから毎日行けばそこでご飯を食べられる。たまに食べたくなったら外食するなりスーパーで買えばいいだろう、と思っていたのです。まさかこんな何もない場所で生活するなんて思いもしませんでした。

といわけで自炊始めます

電子ポットはアメリカに来てすぐ購入したので、本当に最低限の料理(と呼ぶほどのものでもないもの)はできました。カップ麺とかインスタント味噌汁とか。
その後私と同じく留学生のルームメイトが電子レンジと冷蔵庫をどこからか手に入れてきたために料理の幅が広がりました。電子レンジでパスタをほぐし、お吸い物の元を混ぜて即席和風パスタを作ったり、電子レンジでお米を炊いて醤油やふりかけで食べたりなど。

即席和風パスタ

こうして少しずつ祖国の味を楽しめるようになってくるともっと色々な日本食を食べたくなってきました。人間の欲って深いですね。

その後1合炊きの炊飯器も購入し、ご飯だけでなくスープ系の料理も作るようになりました。この辺から徐々に調理器具を揃え始めます。

しかし日本食を作る上で大事なのは調味料。こんなど田舎でも、醤油やお酢はウォルマートなどのスーパーで見かけますが、さすがにみりんや日本酒、和だしは見かけません。都会なら高いけど結構見かけました。
ニンニクや生姜のチューブは普通に売ってたのでかなり重宝しました。
ちなみにAmazonで調べてもなかったり、あっても異常に高かったです。

左からみりん、醤油、ニンニクチューブ、生姜チューブ(ウォルマートで購入)

なのでとりあえず一時帰国までの間はかなり限られた範囲で料理していました。その後夏休みの一時帰国の際に調味料やパスタの元などを大量にスーツケースに詰め込んで再びアメリカに戻りました。重量制限をオーバーして泣く泣く支払いましたが、それでもネットで高値で買うよりはコスパを抑えられたと思います。

自炊がだんだん楽しくなってきた

そんな感じで調理器具と共に日本の調味料を揃え、週末は自炊するようになりました。レシピを見ながら唐揚げ、ハンバーグ、煮物、豚の角煮などできる範囲で色々作り始めました。この辺りからは料理するのが楽しかったです。
日本にいたら大したことないかもしれませんが、アメリカのど田舎でたまに食べる日本食は私にとって格別でした。

塩むすびとお麩のお味噌汁
デミグラスハンバーグ

ただ、ひとつだけ面倒くさかったのが調理するまでです。というのも、寮のキッチンは共用なので調理器具などの私物は部屋に置く必要があります。キッチンの戸棚の中に置きっぱなしにすると共用と思われて勝手に使われます。それは避けたかったので毎回自炊のたびに部屋から食材と調理器具を運ばなきゃいけなかったんですよね。で、部屋に何か調味料など忘れたら取りに行かなきゃ行けない。これが地味に手間でした。

それでも調理することのメリットの方が私には多いので料理は続けています。
まさかアメリカ留学で得たスキルのひとつが料理とは思いませんでしたが。
もし、田舎に留学するという人がいましたら、日本の調味料を持っていくことをお勧めします。

おまけ アメリカのオンラインで日本食を買う場合

日本から調味料を持ってこなかった、または使い切ってしまったという方、大丈夫です。ちゃんと日本の食材を注文できるサイトがあります。
なので最後にそれだけ紹介させていただきますね。
ただし、注意点としては商品の値段も割高な上、送料が結構高いので複数人でまとめて購入して、送料を割り勘するのをお勧めします。

・GOHAN Market

GOHAN Marketでは日本のお菓子やジュース、お米、調味料、インスタント食品にちょっとした美容品や雑貨など幅広い日本食を取り扱っています。中には日本で見かけたことのないパッケージなどもありますが、普通に美味しいです。

・Weee!

Weee!では日本食だけでなく、韓国や中国の食品も購入することができ、冷凍食品も取り扱っています。それらは日本からそもそも持ってくることができないのでこちらで注文できるというのはありがたいですね。


後は都会に行った時にアジアンスーパーなどでまとめ買い、という方法もあります。近くにあればぜひ、Mitsuwa Marketplaceというスーパーをかなりおすすめします。

以上です。
ここまで読んでくださりありがとうございます。


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